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“7票差”で町長選挙に落選した新人「全票の点検」を求めて審査申し立て

今年4月に行われた福岡県福智町の町長選挙では、「8票差」で落選した新人が異議を申し出て疑問票の再点検が行われ票差が「7票」に縮まりました。この新人が5日、県の選挙管理委員会にすべての投票用紙の再点検などを求め異議を申し立てました。


◆町の判断は現職の当選「有効」
4月に投開票された福智町の町長選挙では、現職の黒土孝司氏が新人の渡辺文敏氏を8票上回り当選しました(※開票当時)渡辺氏は、自動読み取り機で判別されなかった票のうち渡辺氏に79票、黒土氏に160票が加算されたことを疑問視し先月、町に「異議申出書」を提出。選管が票を数え直した結果、渡辺氏への投票が3票、黒土氏への投票が2票見つかり、票差は「7票」に縮まりましたが、町は黒土氏の当選は有効として申し立てを棄却しました。


◆「すべての票の点検を」審査申し立て
これを受けて渡辺氏は5日午後、福岡県の選挙管理委員会にすべての投票用紙の再点検などを求める審査申立書を提出しました。

渡辺文敏氏「当日の開票状況はずさんであったと思います。すべての票を点検し直してほしいと思います」

福岡県選挙管理委員会は、「法律に基づき手続きを進めていく」としています。

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