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半世紀にわたって“局所販売”オームリンゴ(通称リンゴ牛乳)福岡県南部のソウルドリンクが今年も復刻へ

1963年~2012年まで福岡県南部の大牟田市近郊のみで販売されていた乳飲料・オームリンゴ(通称リンゴ牛乳)が、7月に数量限定で販売される。去年も数量限定で復刻し、道の駅では待ちわびた市民が駆けつけ、試飲会が開かるフィーバーぶりだった。


◆市民からの強い要望で「復刻」
オームリンゴは、1963年にフルーツ牛乳の草分け的な存在として発売され、半世紀にわたり地元の大牟田市民のソウルドリンクとして愛されてきた。販売終了後も市民からの強い要望が寄せられ、去年の“復刻”につながったという。道の駅では1週間分として用意した600本がわずか1時間で完売した。


◆「懐かしまれる乳飲料の“還暦”を祝いたい」
販売元のオーム乳業は「去年は想定を超える反響と激励とお叱り」を受けたと話す。「お叱り」とは数量限定だったことだ。同社によると、地元と全国のファンが満足する生産体制を確保するのは「非常に厳しかった」という。1回限りの復刻のはずだったが「製造が終わってもなお懐かしまれる乳飲料の“還暦”を祝いたい」と2年連続の製造販売を決断した。2023年分の生産量は去年より減るものの、パッケージを500ミリリットル版のみに絞ることで去年の販売数とほぼ同じ4万本を製造する計画。価格は税込み216円。

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