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大自然が育むジャパニーズウイスキー

阿蘇くじゅう国立公園の一角に位置し、広大な緑のパノラマが眼前に広がる久住高原。
そんな自然豊かな環境で生まれ育った宇戸田祥自さん(53)が、ウイスキーの魅力に惹かれ始めたのは学生の頃。
その後、実家の酒屋業を継いだ際、自らウイスキーを作りたいという思いが強くなった。
ウイスキーの本場「スコットランド」のような気候、そして豊かな水資源を持つ久住であれば世界中で愛されるウイスキーが作れるのではないか…。
一念発起した宇戸田さんは、地元の酒造会社の跡地を購入し、蒸留所の建設を計画。
肝心のウイスキーの材料には、本場イギリス産のモルトを使用するほか、大分県産の大麦を一部で使用。久住高原から湧き出る良質な軟水も取り入れた。

そしてついに2021年2月、蒸留所の稼働を開始。
去年3月にはオリジナルの「KUJU NEWBORN」を製造した。
スコットランドの伝統製法を守りつつも、日々改良を重ね、ここでしか作ることができない「ジャパニーズウイスキー」を追求し続ける宇戸田さん。
「私たちのゴールは100年後なんです。その時まで世界中で愛され、さらに次世代へ継承されるウイスキーを目指しています。」
宇戸田さんの挑戦の日々を追う。

会社名:有限会社 津崎商事 久住蒸留所
担当者:宇戸田祥自 社長
住所:大分県竹田市久住町久住6426
電話:0974-76-0027
HP:https://kujudistillery.jp/

取材後記

ウイスキーの製造を見ること自体が初めてでした。
とても丁寧な作業で長い時間をかけ出来上がると知り、今後はウイスキーをゆっくりと味わっていただこうと思いました・・・

番組ではご紹介できませんでしたが、久住蒸留所の2つ目となる商品「GreenDram」を飲ませていただいたのですがストレートで飲むのと氷を入れて飲むのとまったく味わいが違い驚きました。

2025年発売予定のシングルモルトウイスキーが出来てようやくスタートラインに立てると宇戸田さんは言っていました。
100年後も愛される蒸留所になるため宇戸田さんの挑戦はまだまだ続きます。
 

(OBS大分放送 安藤 貴子)

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