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フットボールアワー・後藤輝基とチュートリアル・徳井義実が、九州で疲れを癒す『オフ旅』第3弾! 前回に引き続き中上真亜子が案内役を務めます。
今回の行先は今年リニューアルしたばかりの福岡・油山エリア。後藤リクエストの「究極の卵サンド」と「野菜炒め」を作る材料を調達しながら、ゴールを目指します。
「フジノ香花園」(那珂川市西畑)で卵をゲット
最初に向かったのは、山奥にある養鶏場「フジノ香花園」です。
脊振山系の地下水を使用したり、快適な睡眠ができるように「止まり木」を設置したりと、美味しい卵を鶏に産んでもらうための工夫がたくさん。より自然に近い環境で飼育することにより、健康的な有精卵が誕生します。
さらに、微生物・ヨモギなどの天然成分を11種調合し、20年の研究の末に完成したミネラル豊富な飼料も美味しい卵の秘密です。
こうしてできあがった「那珂川の金太郎卵」(780円)は、卵の鮮度・質量・卵白のもりあがりなどを評価する世界基準において最高品質と認められています。
さっそく卵かけごはんで実食(※撮影のため特別に試食)。後藤によると、まずは卵を入れる前にごはんに醤油をかけて混ぜるのがポイント。さらに、卵をかけたら全部は混ぜないことも大切なのだとか。そんな卵かけごはんは……一同「うまい」と大絶賛! 「卵サンドにも合う」と、フジノ香花園の藤野民子さんのお墨付きをもらい、次の目的地へ。
「拉麺處 丸八(油山山荘)」(福岡市南区東油山)でランチ
ランチは、去年の2月にオープンした「拉麺處 丸八(油山山荘)」へ。
店主の渡邉健さんは、本来、和食の料理人で1972年に「油山山荘」を開業。その傍らでもともと大好きだったラーメンの勉強を始め、1989年に博多区月隈に「久留米ラーメン 丸八」をオープンさせました。しかし、料亭とラーメン店の二足の草鞋は長続きせず、惜しまれつつも8年ほどでラーメン店は閉店。その後、「油山山荘」はミシュランガイド二つ星を獲得するまでに成長しました。
「拉麺處 丸八(油山山荘)」をオープンさせたのは、コロナ禍で落ち込んだ飲食業界を活気づけたかったから。そこで、油山山荘の客室2部屋を改装してラーメン店として復活させたのです。今や常連客はもちろん、たくさんのラーメンファンを虜にしています。
渡邉さんが手がけるラーメンの一番の特徴は、甘さとコクが出るよう、丁寧に処理した豚の頭だけを19時間炊き上げること。さらに別の鍋(2番釜)へ移してほかの骨と混ぜ合わせたあとは、3番釜で雑味をとりのぞき、完成するまでに3日間かけます。
和食の世界で長年働いてきたからこそのポイントは、塩加減。渡邉さんが試行錯誤の上に開発した不思議な形のオリジナルおたまを使い、スープの味をびしっと決める醤油ダレの量をはかっています。
徳井は「チャーシュー麺」(1200円)を、後藤は「ラーメン」(1000円)をオーダー。完全に血垢をとりのぞき、骨だけの旨みが染みたスープは、しみじみとした味わいです。店主・渡邉さんの「誰でも食べられる優しい豚骨ラーメン」の言葉通り、無駄な脂分は一切感じられず、さっぱりした口当たりに仕上がっています。
渡邉さんお手製の「辛し高菜」を入れて味を変えるのもおすすめです。
「ベーカリータツヤ」(福岡市南区花畑)で食パンを調達
パン激戦区と言われる南区エリアの中でも、午前中には完売してしまうほどの人気を誇る「ベーカリータツヤ」。
パンづくりを手がけるのはオーナーの高嶋啓多さん。厳選した全粒粉や自家製天然酵母を使い、配合を変えながら日々パンを進化させています。その種類、なんと100種以上!
「クロワッサン」(200円)、「塩バターロール」(180円)、「じゃがバターしょうゆ」(270円)など、思わず目移りするラインナップの中でも一番の人気は「ドーナツ(4種類)」(200円~)です。
そんな中、一同は注文後にクリームを入れる「クリームコロネ」に注目。マスカルポーネチーズとカスタードクリームを混ぜた自家製のクリームはさっぱりとしていて、サクサクの生地とベストマッチ!
今回の目的・卵サンド用の食パンも忘れていません。「タツヤ食パン」(1斤640円)は、自家製酵母など3種の酵母を使うことで2~3日後でもフワッとした食感が保たれるのが特徴。サンドイッチ用の耳なしにカットしてもらいました。
「ダイキョーバリュー弥永店」(福岡市南区柳瀬)で野菜炒めの材料集め
全国の「お弁当・お惣菜大賞」で11年連続受賞! さらにオリジナル調味料を開発するなど、ほかのスーパーとは一線を画す「ダイキョーバリュー弥永店」に到着しました。
空心菜やきくらげなどの食材を探していると、ユニークな店員の湯口節子さんが登場!
新鮮な肉が勢ぞろいの「おうち焼肉コーナー」で、丸腸(100g430円※仕入れによって値段は異なる)と、野菜炒めに使う豚バラをゲットしました。
さらに購入したのは湯口さんおすすめの「ぺぺなめ」(627円)。「ご当地スーパーグランプリ2023」で準グランプリを受賞したぺぺなめは、ニンニクが10個分入ったペペロンチーノなめたけです。湯口さんいわく「野菜炒めにもチャーハンにも何にでも合って、やみつきになる」とのこと。
続いて、「お肉にも野菜炒めにも合う」と、「自家製食べるタルタルソース」(279円)もおすすめされます。湯口さんのペースに乗せられた一同は「お惣菜・お弁当大賞」に入選したことのある「窯焼豚足」(626円)も購入。湯口さんに圧倒されつつも、もちろんサンドイッチ用のマヨネーズ「卵黄で作ったこだわりのマヨネーズ」(497円)も無事にゲットしました。
……これで終わりかと思いきや、店員のコイララさん登場。今度はスパイスコーナーで塩選び。おすすめの「ヒマラヤブラックソルト」(411円)は硫黄・銅・鉄などのミネラルを豊富に含んだ岩塩です。最後に湯口さんおすすめの「五島手延うどん」(411円)と「あごだしうどんスープ」(172円)を買って、今度こそお店をあとにします。
ゴールの「ABURAYAMA FUKUOKA」(福岡市南区柏原)へ
ついに目的地に到着。福岡市の中心部から車で30分、今年の4月に誕生したキャンプフィールド「ABURAYAMA FUKUOKA」です。キャンプの他にも乳しぼりや乗馬の体験ができるほか、カフェやレストランも併設しています。
…と、そこへチキチキバンバン(@cheeky2van2)が登場。救急車を自らDIYしてキャンピングカーをつくり、全国を旅している福岡出身のまりこさんと東京出身のちもさんによるコンビです。現在、YouTubeの登録者数は11万人超え、再生回数は2000万回を超える大人気のユーチューバーです。
早速、2年かけてつくったキャンピングカーを見せてもらいました。なんと2人は、3カ月かけて九州を旅している最中だったそう。せっかくなので、合流して一緒に食べることに!
早速、野菜炒めを作ります。野菜炒めの材料はひと口大に切り、後藤が大好きなきくらげは多めに仕込みます。そして、手に入れた金太郎卵を溶いて準備完了です。
豚肉と卵に事前に火を入れ、取り出しておきます。次に、火の通りにくい野菜をフライパンに投入したらニンニクとごま油で下味をつけるのがポイント。野菜に火が通ったらほかの材料を入れ、取り出しておいた豚肉と卵を炒め合わせます。
仕上げにコショウとオイスター、ナンプラーで味付けしたら「東南アジア風野菜炒め」の出来上がりです。
さらに、網で焼いたナスを湯口さんおすすめのあごだしうどんスープに浸け、九州醤油、山椒を振っていただきました。
続いては究極の卵サンド作りへ。後藤の母が作ってくれていたという卵サンドを再現します。まず、ゆで卵は粗切りに。そこにマヨネーズを加え、「せっかくだから」と、湯口さんがおすすめしてくれたタルタルソースも混ぜ合わせました。
完成です! 福岡のおすすめ食材が合わさった究極の卵サンドは大成功の仕上がりでした。
食後はみんなで乾杯。今回も充実のオフ旅となりました!
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