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2割の運転手が「離職」するタクシー業界に“人が来る求人票”をレクチャー~採用助成金

運送業の2024年問題を見据え、人手不足が懸念されているタクシーやトラックの運転手を確保するための説明会が12日、佐賀市で開かれました。事業者を対象に助成金の申請方法や効果的な求人票の書き方がトピックです。

タクシー業界では5年間で2割の運転手が去った


佐賀市高木瀬町で開かれた説明会には、バスやタクシー、トラックの会社から約40人が参加しました。佐賀県では、これら3業種のいずれも運転手の高齢化が進み、毎年、多くの離職者が出ています。特にタクシー業界では、2018年からの5年間で全体の2割近い228人の運転手が減少しました。

運送・物流の2024年問題を見据え…人を確保

参加者した人たちは、首都圏からの移住者を採用する際の助成金や、“人が来る”求人票のコツを学びました。

トラック事業者「求人を出してもなかなか来てもらえないことが多々ある。助成金があるとちょっと心強い」

来年4月からは職業ドライバーの時間外労働が年960時間に制限されます。人手不足が今以上に深刻化するなどの物流業界への影響が予想されており、業界は対策を急いでいます。

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この記事を書いたひと

野島裕輝

1990年生まれ 北海道出身。NHK仙台放送局などで約7年間記者として事件・事故や行政、東日本大震災などの取材を担当。その後、家族の事情で福岡に移住し、福岡県庁に転職。今年2月からRKBに入社。