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乳幼児検診の受診票を“デジタル化”災害時に役立つ一方、医療機関には新たな負担

福岡県北九州市は先月から乳幼児健診の受診票などをデジタル化する取り組みを始めました。災害時に役立つとの評価がある一方で医療機関の負担が増えるとも指摘されています。


◆専用のアプリに入力、記入ミスが減る
北九州市では先月12日から乳幼児健診の受診票と結果をデジタル化する取り組みが一部の医療機関で始まりました。これまでは、受診票に複数の項目を手書きで記入していましたが、専用のアプリに入力することで記入ミスなどを減らすことができるようになりました。手書きの場合、検診の結果が行政に伝わるまでに最大2か月かかっていましたが、デジタル化によって検診を受けたその日に支援が必要かどうかを検討できまた、災害などの際に紛失するおそれもありません。


◆病院側には新たな費用負担
一方、病院側はインターネット環境を整備し、専用アプリに対応する端末を導入しなければならず、新たな費用負担が発生します。北九州市は従来の受診票は残すことにしていますが、乳幼児検診を実施する全ての医療機関にデジタル化の導入を呼びかける方針です。

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