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おいしい&ヘルシー!おからのスーパーフード

本来食べられる食材を廃棄してしまう「フードロス」は、社会問題。
水分量が多く日持ちが難しいという理由で廃棄される「おから」もその1つ。
このおからを使って生まれた商品が「OKARAT(オカラット)」だ。
商品を開発したのは、宮崎県宮崎市にあるオカラテクノロジズの山内康平さん(26歳)。山内さんは、学生時代にフードロスの社会課題について学び、その後、就職した食品商社でフードロスを目の当たりにした時に違和感を感じ、2021年に起業した。


豆腐や豆乳を作るときに出る「おから」は、たんぱく質・食物繊維・ミネラルなど多くの栄養素を含む食材だが、日本豆腐協会によると、年間約65万トン生産される「おから」のうち、食用に利用されているのは2%以下だ。
そこでオカラテクノロジズは、喫食頻度の高い商品ジャンルを中心に開発。定期的に食べられ、満腹感×整腸効果を実感できる商品を作っている。グルテンフリー(小麦不使用)に特化しながらも、もちもちした食感を生み出すことに成功した。より多くの人におからの魅力を知ってもらいフードロスの削減を目指す山内社長。
番組では、おから食品で世界へ挑戦する姿を描く。

会社名:株式会社オカラテクノロジズ
代表取締役 山内康平さん
住所:宮崎県宮崎市高千穂通一丁目6番地13
TEL: 050-1048-3130 
HP:https://okarat.jp/

取材後記

豆腐の副産物「おから」を使って作られる食品「オカラット」。
今回の番組制作に携わるまで、おからが産業廃棄物として扱われていることや食品としてほどんど利用されていないということを知りました。

商品を生み出したのは、今回の番組の主人公、山内康平社長(26歳)です。
学生時代はフードロスに関わる食の流通を研究し、2020年にプロボディビルダーの資格も取った地球の健康にも人間の健康にも高い意識を持って行動できる人物です。
モテたいから始まったボディビルのトレーニングは、今は筋肉をつけ健康を維持するために実践しています。毎日のトレーニング方法も体を鍛える部位を4か所にわけて、3日間は筋肉にも休息を与え成長を促すという理にかなったものでした。
健康目線だけど、毎日食べられるように作られている「オカラット」。
ドーナツもパンも食べてみると、「これ本当におからで作っているの?」というレベルのおいしさで山内社長の情熱と理論が商品として形になっていました。
商品作りも健康づくりも毎日コツコツのオカラテクノロジズ。
これからの成長が楽しみです。
 

(MRT宮崎放送 宇田津 義則)

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