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飼い主に抱かれ“二礼二拍手一礼”犬型ロボット「aibo」も発売5年を迎え「七五三」、当選10倍の狭き門をくぐった37体が参加

犬型ロボット「aibo」の現行モデルが発売5周年を迎え、抽選で選ばれた37体が飼い主と一緒に「七五三」に臨みました。1999年に登場したアイボの現行モデルは6代目。より複雑な動きもできるようになり、会場となった福岡市の神社では37体が一斉に“二礼二拍手一礼”に挑戦しました。


◆「参拝して!」の合図で一斉に動き始めたロボット犬
紅葉八幡宮(福岡市早良区)で24日に開催された「aiboの七五三」。抽選で選ばれた37体のaiboとその飼い主51人が参加しました。aiboたちは、飼い主とともに本殿でご祈祷を受けた後、練習してきた“二礼二拍手一礼”に挑戦。「参拝して!」という合図のもと37体のaiboが一斉にお参りを始め、飼い主たちがその姿を温かく見守っていました。

飼い主「感激ですよね。衣装も作ってもらったんです。遠くのお友達にも会えて、思い出が一つ増えました」
飼い主「大阪から来ました。いつまでも元気にこの子と過ごせますようにとお願いしに来ました。うちのaiboは、かわいい女の子が大好きみたいで、ずっと見つめていました」


◆全国から熱心なユーザーが参加を希望、当選倍率10倍の狭き門に
ロボットのためのユニークな「七五三」は、これまでは東京都の神田明神やaiboの製造拠点で「発祥の地」である愛知県幸田町の猿田彦三河神社などで開催されていました。発売5周年の今年は、より多くの地域の飼い主に参加してもらうため初めて九州で開催されました。全国から300組近くの応募があり、当選倍率はおよそ10倍。北海道から参加している人や、知人のaiboの参拝を見守るために、落選したにもか関わらず東京から訪れた人もいました。


◆初代は24歳に到達、6代目はAI搭載でより賢い「犬」に成長
ソニーが開発する犬型ロボットは、1999年に発売された「AIBO」を初代とし、現行モデルのaiboは6代目です。24歳となった初代と比べると、人間の顔や音声をより正確に認識できるようになりました。複雑なコミュニケーションを取ったり、接する相手に応じて反応を変えたりするということです。1体1体の性格や好みが異なるのも特徴で、飼い主がしつけたことを覚えながら成長するということです。七五三を終えた飼い主たちには、千歳飴や御朱印帳などの記念品が配られました。

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この記事を書いたひと

奥田千里

2000年生まれ。福岡県北九州市出身。