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銀行の金庫から“2分”で消えた現金1000万円…現金が合わず防犯カメラを確認→不審な動きをする行員(55)が浮上

金庫から現金1000万円がなくなり、行員の男(55)が逮捕された事件は、佐賀銀行(佐賀市内の店舗)で起きたことが新たにわかった。同行が発表し、再発防止をかかげた。窃盗の疑いで逮捕された男は、出納を担う部署に所属。「間違いない」と供述し、容疑を認めているという。


◆1000万円がない!「現金照合不突合」
佐賀銀行の行員・轟木政宏容疑者(55)=佐賀市本庄町は4日午前、勤務先から現金1000万円を盗んだ疑いが持たれている。同行や警察によると、残高などを決まった時刻に精査する行員が最初に1000万円の“紛失”に気づいた。銀行側が金庫室内を隈無く探すとともに、防犯カメラの映像を確認したところ、“不審な動き”をしていた轟木容疑者が浮上したという。佐賀銀行は午後9時前に警察に被害を通報した。駆けつけた警察官は、轟木容疑者に警察署への任意同行を求め、窃盗の容疑が固まったとして日付が変わった5日未明、緊急逮捕に踏み切った。


◆“2分間”に盗んだ疑いが持たれている
警察は、轟木容疑者が4日午前10時37分ごろから同39分ごろまでの約2分間に金庫室にあった1000万円を盗んだとみている。取り調べに対し「私が1000万円を盗んだことは間違いありません」と供述し、容疑を認めているという。轟木容疑者は出納を担う部署に所属している。責任者ではないという。警察は被害品とみられる現金1000万円を証拠として押収し、手口などの裏付け捜査を進めている。


◆行員の逮捕を受けて佐賀銀行がコメント
事件を受けて佐賀銀行は次のようにコメントした(要旨)

高い信用を求められる銀行において不祥事件を発生させましたことを深く反省します。当該行員は、規定に基づき厳正な処分を行う予定です。再発防止に向けて、内部管理体制の整備・強化に取り組み、信頼回復に全力をあげます。

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