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市長の“パワハラ”問題を受け議会が強い調査権を持つ「調査特別委員会(百条委員会)」~複数の職員が改善を申し立て

福岡県宮若市の塩川秀敏市長が、複数の職員に対してパワハラ発言をしたとされる問題を受けて、市議会では6日、強い調査権を持つ百条委員会が始まりました。

“パワハラ行為”を理由に複数の改善申し立て


RKB岩本大志「市長のパワハラ問題を受けた百条委員会が始まります。議員が続々と議場に入っていきます」

宮若市議会では6日午前、塩川秀敏市長の「パワハラ問題」を受けた調査特別委員会、いわゆる百条委員会が始まりました。塩川市長をめぐっては、パワハラ行為を理由に複数の職員が、市の公平委員会に対し職場環境の改善を申し立てています。
 

自分の行為は“ハラスメント行為”の認識


宮若市の関係者によりますと、塩川市長は▽今年4月、公用車を運転していた職員に強い口調で叱責したり、▽今年9月、別の職員に「役を務まらん奴は辞めるしかなかろう」などと複数の職員の前で叱ったり、▽市職員の夫婦が育休を同時に申請した際に「2人で同時に取得する必要があるのか」と発言したりしたとされています。今月1日の会見では、自分の行為を“ハラスメント行為”だとする認識を示していました。

塩川市長(今月1日の会見より)「私、人権に関してはほんと申し訳ないですけど、一番大事にしているところですので、そういう風に生きてきた人間がこうなって、自分自身も本当に悔しくてしょうがない」
 

聞き取りを経て今年度中に報告書


調査特別委員会・神谷喜久雄委員長「職員さんとの対応が、市長がどんな対応をなされとったのか。百条委員会の中でどういう風な皆さんの意見が出てくるのか。今から調査研究していかなければいけないと思います」

百条委員会では今後、市長や職員への聞き取りが行われる予定です。委員会は今年度中に報告書をまとめることにしています。

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