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沿岸に37万本の松を植林し「防災林」へ…学生リーダーが“アラル海”の緑化プロジェクトで知見

福岡市出身の19歳の女子大学生が東日本大震災の被災地で防災林の再生活動に取り組んでいます。この学生が来月からウズベキスタンに留学し、砂漠化した湖を緑化するプロジェクトに参加することを決めました。一体、どのような思いからなのでしょう?

アラル海の砂漠化や塩害を学びながら“苗木作り”に携わる

そんな柚原さんが、来月、ウズベキスタンに留学することを決めました。世界で最も砂漠化が進む「アラル海」の緑化プロジェクトなどに参加するためです。「アラル海」は日本から約6500キロ離れた、ウズベキスタン北西部の湖。かつては世界有数の大きさを誇りましたが、灌漑や干ばつで10分の1にまで縮小し、「20世紀最大の環境破壊」と呼ばれています。

柚原さん「沿岸部の塩分のある土壌で植林し、森をつくっていくテーマは、ウズベキスタンでも植林という点で同じだと思ういます。自分に何ができて、何ができないのかを学びたい」

留学先の大学職員たちとの打ち合わせでは、カリキュラムやアラル海の危機的な現状を確認しました。

現地の大学職員「前はアラル海だったんだけど、今はアラル砂漠と言っています」

柚原さんは、アラル海の砂漠化と塩害を学びながら、植林のための苗木づくりや生育状況の観測などに携わる予定です。留学に向けて柚原さんが始めた取り組みの1つが、土の研究などに関わるアルバイトです。

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