沿岸に37万本の松を植林し「防災林」へ…学生リーダーが“アラル海”の緑化プロジェクトで知見
福岡市出身の19歳の女子大学生が東日本大震災の被災地で防災林の再生活動に取り組んでいます。この学生が来月からウズベキスタンに留学し、砂漠化した湖を緑化するプロジェクトに参加することを決めました。一体、どのような思いからなのでしょう?
目指すは防災林の再生、肌で感じる課題
この日は、温室効果ガスを減らす微生物を探すプロジェクトの一環で、全国から集められた土を計測しました。地道な作業ですが、働きながら土壌調査や分析なども学べます。
柚原さん「いろいろな種類の土に会え、変な土にも会えるのでおもしろいです。実験のスキルがない状態なので、学ぶ面でも始めました」
留学を前に、海岸防災林の保全活動にも参加しました。2日間かけて行われたのは、2000本近い松の木の間伐です。オイスカの職員も、若い世代が成長していく姿を頼もしく感じていました。
NPOオイスカ・林久美子さん「名取の海岸林で勉強してくれた子が世界に目を向けてくれたのは、とても嬉しいです。土壌をどこまで改良するか勉強したものが、こちらに活かされたらと期待しています」
柚原さん「いろいろな人が関わって成長したので、その先に続く私たちは、さらによい方向につなげていきたいと思っています」
今回の作業を通して改めて、防災林の再生にたくさんの人や時間が必要なことを肌で感じた柚原さん。防災林や緑の再生を未来につなげていくために、留学への思いを強くしていました。
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