24年ぶりに取水制限へ 福岡都市圏の水がめ筑後川水系でダムの貯水率3割まで低下
福岡都市圏などの水がめである筑後川水系のダムの貯水量が低下しています。24年ぶりに筑後川からの取水制限を実施することが決まりました。
月間の降水量6か月連続で平年値以下
福岡県の筑後川流域では、月間の降水量が6か月連続で平年値を下回っていて寺内ダムや江川ダムなど、流域にある6つのダムの合計貯水量は、満水時の16日時点で32・6%と3割程度まで落ち込んでいます。
ダムが枯渇するおそれ
筑後川水系渇水調整連絡会は、今後2か月間まとまった雨が降らなければダムが枯渇するおそれがあるとして24年ぶりに筑後川からの取水制限を行うことを決めました。
九州地方整備局 浦山洋一河川部長
「今の段階で次の手を打つことが市民生活への影響を緩和する、あるいは社会経済活動への影響を緩和することになります」
17日から取水制限
17日から福岡地区水道企業団は10%、福岡県南と佐賀東部の水道企業団は3%の取水制限を実施します。福岡地区水道企業団は筑紫野市にある山口調整池の貯留水40万立方メートルも使用し、筑後川からの取水を極力減らすことにしています。
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