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話せて笑顔!声が聞こえるスピーカー

耳が不自由、難聴の人は10人に1人、60歳以上は4人に1人と言われる。聞こえづらい人たちによく聞こえるスピーカーが有る。ユニバーサル・サウンドデザイン社の「コミューン」だ。

 

開発のきっかけは、佐賀・吉野ヶ里町の日清紡マイクロデバイスAT社(当時・佐賀エレクトロニックス社)へ、ユニバーサル・サウンドデザイン社の中石真一路(51)がやって来たことから始まる。

 

当時、半導体メーカーとして新たな活路を求めていた佐賀の会社は、他の会社に開発を断られ続けていた中石に対して開発GOを出した。しかし、高音質なのに小型化という矛盾する要求は、技術者たちを悩ませた。そして試行錯誤の末、やっと完成にこぎつけたのだ。


今では、病院や介護施設等で利用されている、使う人を笑顔にするスピーカー。その使い勝手はどうなのか。また、聞こえる事で何が良いのか、そして、なぜ聞こえるのか。さらに、その開発の裏にあった、中石の祖母への想いとは。

製 品:コミューン/コミューンポケット
会社名:ユニバーサル・サウンドデザイン

電 話:0120-033-553
ホームページ:https://www.comuoon.jp

 

短編映画「気づかなくてごめんね-デイサービス編-」
YouTube公開中
https://youtu.be/21XEvtis2c0

取材後記

聞こえづらい人と言われて、父がそうだったなくらいでピンと来ませんでしたが、最近私も、はっきり聞き取れない事が出て来ました。聞こえ方に困っている人は多いのに、放置されている現状があるのです。約10年も前から佐賀県の工場で、これほどのスピーカー作られていたなんて、取材を始めるまで全く知りませんでした。その技術力には感心するばかりです。


コミューンの問い合わせはユニバーサル・サウンドデザインさんへとの事でしたが、日清紡マイクロデバイスATさんの技術こそ、世界に誇るものだと思います。進化を続けるコミューン、中石真一路さん率いるユニバーサル・サウンドデザインの研究、開発は続きます。その機器は、どんどん身近になっていく事でしょう。聞こえに悩む人や、身近に悩む人がいる方に、この番組が少しでも役に立てばと思います。
 

(RKB毎日放送/鴻上 佳彦)

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