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ママになっても働きたい…踏み出す一歩を後押し「ママドラフト会議」

国の調査では、女性の3割が結婚や出産を理由に仕事を辞めています。再就職を希望する女性たちと企業とをつなぐイベントが北九州市で開かれました。

国の統計によりますと、出産や育児などを理由に約3割の女性が仕事を辞めています。北九州市だけをみても子育てをしながら働きたいと考えている女性は6000人以上います。
 


働きたい女性の支援にあたるワークステップ 田中彩代表取締役「一歩踏み出すためには希望する働き方を受け入れてくれる出会いの場が必要」

そして迎えた本番、会場には、緊張した面持ちの川崎さんの姿がありました。

川崎さん「私が身につけた強みは、きさくで気の利くサポート力と、どんなことにも立ち向かう対応力だと思っております」

スピーチを聞き、一緒に働きたいと思った企業は、「いいね」のプラカードを掲げます。
 


参加した企業の関係者「お互いにアピールする機会があって思いもよらない出会いがあった」
「意欲を持ってきてくれるので交流の場も採用試験の前に設定できるのは、いつもの採用とちょっと違うと思う」

川崎希望さん「託児付きの所はまだまだ少ないのかなというところはある。おでかけするのでも、化粧からまずやってみようかなとか、一歩踏み出せたので参加して良かったなと思う」

結婚や出産を理由に仕事を辞めなければならない女性がひとりでも減るように、そして、ひとりでも多くの女性が再就職できるように、社会の仕組みを変えていく必要があります。

国の調査では、女性の3割が結婚や出産を理由に仕事を辞めています。再就職を希望する女性たちと企業とをつなぐイベントが北九州市で開かれました。


◆就職を希望する女性と企業をマッチング「ママドラフト会議」
北九州市で8日開かれた「ママドラフト会議」。参加したのは、結婚や出産を機にやむを得ず仕事を離れ、現在、職を探している女性たちと企業の採用担当者です。再就職を希望する女性と企業のマッチングを図るもので、北九州市では、2回目の開催となります。参加者の1人、北九州市門司区に住む川崎希望さん(36)。川崎さんは高校を卒業後、船の部品を扱う会社などで事務職として働いてきましたが、結婚後、夫の転勤を機に退職しました。現在は、夫と5歳と1歳の子供の4人で暮らしています。

川崎希望さん「話す人がいないと思って。今度この子が幼稚園に行くようになったらそれこそポカンと時間ができるようになると思って、何かしたいなと思った。物価高もありますし。習い事もしたいって上の子が言い始めて、私が働いたらその分回せるんじゃないかなと思ったのがきっかけ」

SNSで「ママドラフト会議」について知ったという川崎さん。これまで、5回のセミナーを通じてメイクアップの方法や自分のキャリアの見直し、再就職の準備を進めてきました。自分を売り込むための3分間スピーチ。本番と同じ状況を作ろうと右手には、マイクの代わりにテレビのリモコンを持って練習しました。まずは、時短勤務や在宅勤務から始めて、ゆくゆくは正社員として働きたいと考えています。

川崎さん「再就職ってなると、子供を預けるところがないなというのが一番ですね。できれば託児付きの職場があれば良いのかなーと思う」


◆出産や育児で約3割の女性が仕事を辞めている現実…
国の統計によりますと、出産や育児などを理由に約3割の女性が仕事を辞めています。北九州市だけをみても子育てをしながら働きたいと考えている女性は6000人以上います。

働きたい女性の支援にあたるワークステップ 田中彩代表取締役「一歩踏み出すためには希望する働き方を受け入れてくれる出会いの場が必要」

そして迎えた本番、会場には、緊張した面持ちの川崎さんの姿がありました。

川崎さん「私が身につけた強みは、きさくで気の利くサポート力と、どんなことにも立ち向かう対応力だと思っております」

スピーチを聞き、一緒に働きたいと思った企業は、「いいね」のプラカードを掲げます。

参加した企業の関係者「お互いにアピールする機会があって思いもよらない出会いがあった」
「意欲を持ってきてくれるので交流の場も採用試験の前に設定できるのは、いつもの採用とちょっと違うと思う」

川崎希望さん「託児付きの所はまだまだ少ないのかなというところはある。おでかけするのでも、化粧からまずやってみようかなとか、一歩踏み出せたので参加して良かったなと思う」

結婚や出産を理由に仕事を辞めなければならない女性がひとりでも減るように、そして、ひとりでも多くの女性が再就職できるように、社会の仕組みを変えていく必要があります。

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