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古着で街を元気に!

宮崎県の南西部に位置する人口約4万2000人の小林市。この街の古い商店街に古着屋ができたのは今から2年ほど前。これまでにないオシャレなお店を立ち上げたのは、関東からUターンした轟木凌也さん(29)と比志島隆太さん(27)。地元の高校で硬式テニス部の先輩と後輩だった二人は偶然にも東京の上場企業に就職。共に服が好き、共にいつかは故郷に戻りたいと思っていた。


「古着屋を地元小林でやろう!」と決め2年間で資金を貯め帰郷し、開業。アメリカを中心に20年以上前に作られた服を仕入れ販売している。大学がなく若者の少ない街で古着屋が成立するのかと周りは心配していたが、オープンから2年、着実に客足を伸ばし、安定した収益をあげている。


接客の特徴は「売り込まない」こと。服を介したコミュニティーを作りたいという2人は良き話し相手になることに努めている。店名の「CHILK」チルクはCHILL(くつろぐ)とFOLK(人々)の造語。くつろいでもらうため、店内にカウンターを作り飲食の営業許可を取り、交流の場に仕立てている。これまでになかった古着のコミュニティーが地方都市を元気にしている。

 

(制作:MRT宮崎放送/御手洗 英明)

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