博多和牛・和牛甲子園への道 吉留樹里
今回は牛肉ー!!牛肉の中でも『博多和牛』の取材に行ってきました。
そもそも博多和牛とはどんな和牛かというと、
①博多和牛生産者として登録された生産者が生産した和牛
②県内で概ね20ケ月以上肥育された和牛
③肉質等級が3等級以上の牛肉
この3つをクリアした物が『博多和牛』です。
まずは、博多和牛の生産者さんの元へ行ってきました。
福岡市西区の「堀ちゃん牧場」ここは、自分の所で子牛を生ませて、育て、出荷をしています。
餌である稲わらも自分たちで育てています。
安心・安全・美味しい物を提供したいという思いと、「お客さんに美味しいと言ってもらうと嬉しい!」と
堀ちゃん牧場・社長の堀田和秀さんはおしゃっていました。
実際、食べさせてもらいましたが・・
めちゃくちゃ美味しかった。もう、お肉の味が今でも思い出せます。
甘みがあってジューシー、それでいてさわやか!
幸せでした。
しかし、牛肉を取り巻く環境は厳しいのが現状です。
価格の高騰、飼料も円安の影響を受けています。
そして、何より畜産農家の後継者問題。
それを少しでも解決しようとJA全農主催で「和牛甲子園」なるものを開催しているんです。
高校生が育てた肥育和牛の成果・枝肉の質を競うという大会です。
昨年、福岡県で初めて出場したのが糸島農業高等学校です。
今年は枝肉共励会に出品する為、動植物活用科が頑張っています。
高校の敷地内に牛舎があり、その中に和牛甲子園に出場する牛「けんじ」がいました!
およそ600㎏の大きさ!迫力があります。毛並みもきれいで大切にされているのが
素人の私でも分かりました。
和牛甲子園に出場する為
津田舞香さん、向井優希さん、森内まおさんが中心となってお世話をしているということで話を聞いてきました。
牛舎の掃除、ブラッシング、餌やりなどを当番制でしています。
けんじの体調管理、変化なども気に掛けていて、ストレスがたまらないように
ブラッシングをしたり、敷料に、近所の竹林の竹をチップにしたり粉砕して混ぜ込むことでニオイを軽減できないかと考案したり・・・
様々な角度からアプローチをかけていました。
元々はペット関係の仕事に就きたかったという学生もけんじを育てていく中で畜産に興味を持ち、将来は畜産に関わりたい。
少しでも牛に関わる仕事を・・・という風に変わったそうです。
来年1月の「和牛甲子園」どんな結果になったとしても3人にとって大切な大会になりそうです!!
がんばれ~!!!!
そして何より、「博多和牛」を私達も食べることで応援をしなければいけませんよね。
「博多和牛」と検索するとどこで食べることが出来るのか分かります!
是非、検索してみてください!
→ http://www.hakata-wagyu.com/toriatsukaiten/
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう