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ポッドキャスターたちが集結!活発な意見交換と一夜限りのコラボ収録

RKB毎日放送(福岡市)のプロジェクト「Podcast Lab. Fukuoka」スタートアップメンバーが6月29日から30日にかけて、福岡県田川市のいいかねPaletteに集まり、音声配信について意見交換をしたり、一緒にトーク番組を収録したりして、親交を深めました。

 

参加したのは、配信開始から3年という、ポッドキャスターとしてはベテランの域に入る『金曜日の焚火会』メンバー3人をはじめ、ポッドキャスト番組を配信している福岡県在住の11人とRKBラジオのスタッフ、それに同プロジェクトでアドバイザーを務める樋口聖典さんの合わせて16人です。

会場となったいいかねPaletteは、樋口さんが代表を務める株式会社BOOKが、廃校となった旧猪位金小学校の校舎をリノベーションした芸術起業支援施設で、人気ポッドキャスト番組『COTEN RADIO』が産声を上げた、いわばポッドキャスターにとっては聖地とも呼べる場所。

参加者はまず、教室だった部屋に集まり3グループに分かれて討議を開始。テーマはあらかじめ指定されたポッドキャスト番組をモデルに「リスナーを増やすには」や「マネタイズ(収益化)するための方策は」など。いずれも参加者が共通の課題としているものばかりで、活発な意見交換が繰り広げられました。

続いて、グループのメンバーを入れ替えて互いの番組のレビューを実施。初めて顔を合わせるというメンバーも少なくない中で、当たり障りのない感想に終始せず「もっと効果音をうまく活用してみては」「収録環境を整えていい音で録れるようにした方が聴きやすい」など、忌憚のない意見も交わされました。

さらに、メンバー4人が講師を務めるワークショップも開催。「ゲストを呼ぶときに気を付けること」「グループ活動を維持していくためには」「日常でネタを見つけるコツ」「アートワーク(配信エピソードにつける画像)の作り方」をテーマに発表しました。

濃密なスケジュールを終えたあとは、お待ちかねの夕食。毎週キャンプ場で焚火を囲みながら収録をしている『金曜日の焚火会』メンバーが、慣れた手つきで「キャンプ飯」を用意。三枚肉(豚バラ)をブロックのまま豪快に焼き、細かく刻んだ後に野菜や調味料を加えてさらに煮込んでいき、韓国風焼肉・サムギョプサルを完成させました。アルコールも入って、メンバー同士の交流は否応なしに深まります。

 

 

片づけを終えて、ここで解散! とはなりません。1日目のスケジュールを締めくくるのは「コラボ収録」。せっかくリアルで集まった者同士、シャッフルで2人ないし3人に分かれて、30分ずつトークを録音していきます。使われたのは『COTEN RADIO』の収録に使われていた防音ルーム。密室ですが、みんな同じ食事をとっているので、サムギョプサルに入っていたニンニクの臭いも気になりません(笑)この日収録したもようは後日、『ラボトーク』という番組名で配信予定です。

翌朝はRKBのスタッフが、スタートアップメンバーから事前のアンケートで集めていた要望や質問に答える「価値の集約」。このプロジェクトに参加することによって、これまでばらばらに活動していたポッドキャスターたちが交流し、リスナーを集めるイベントの実施や、放送局との関係構築などさまざまなメリットが生まれる可能性があることを確認しました。

2日間の日程を終えた樋口さんは「このプロジェクトに参加することによって『楽しく番組を配信しながらみんなが利益を生み出せる』という状況を作り、多くの人に音声配信に取り組んでもらいたい」と締め括りました。

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