みんなちがって、みんないい
今年夏のパリオリンピックで正式種目となり、日本勢がメダルを獲得したことから、一層関心が高まっているブレイキン。DJがかけるヒップホップ音楽に合わせ、相手と交互に即興で踊りを見せ合って競う対戦型のダンスです。岩永朝太郎さん(32)は、3年前に、長崎県内では初めてとなるブレイキン専門のダンススタジオを開き、諫早市と長崎市で指導しています。
指導では、「勝ち負け」より大事にしているものがあります。それは「個性」です。諫早市で生まれ育った岩永朝太郎さん(32)は、両親共に脳性まひがあったことから、幼い頃から当たり前のこととして家事などを担ってきました。しかし、中学生になると「自分は普通ではない」と感じるようになり、自分に自信が持てなくなってしまい、不登校に。
転機が訪れたのは高校2年生の時。友人に誘われて始めたブレイキンは、独創性が求められるダンスでした。「人と違うことが魅力になる!」のめり込むうちに、次第に、人と違う自分も認められるようになり、自分を好きになっていきました。自分を変えてくれたブレイキンの魅力を広く伝えたい!「みんなちがって、みんないい」をモットーに活動する姿を追いました。
(制作:NBC長崎放送/早田 紀子)
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