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『涙を強さに変えて ~ 小学生相撲 日本一へ ~』

「夢は横綱になることです」。まっすぐに夢を語るのは大分市の渡邉日翔(にちと)君(11)、愛称は「にっちゃん」。相撲を始めて2年、試合に負けるたびに涙を流して悔しがる男の子です。大相撲の時期には父親と一日中テレビにくぎ付け。そんなにっちゃんには今、横綱への夢に近づくため全国大会優勝という目標があります。

 

予選には約2万人の小学生が参加するという国内最大規模の大会です。その目標に向けて、最近1年間で体重を10キロ増やし、身長も10センチ以上伸びました。そして、全国大会への出場権をかけた大分県大会でにっちゃんは見事優勝しました。全国大会には同級生のライバルが出場します。

 

小学1年生の時から国際大会の学年別で優勝し、現在4連覇中の強敵です。体重は135キロ。今年2月、にっちゃんはそのライバルと対戦し敗北しました。大会前日、憧れの元横綱、稀勢の里が親方を務める相撲部屋をにっちゃんは訪れました。親方から熱いエールをもらい、いよいよ大会へ。しかし、試合中に脚を負傷してしまいます。親方に優勝すると誓ったにっちゃんは涙をこらえて土俵に向かいます。(OBS大分放送/筒井浩)

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