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焼き鳥の店が全国一多いと言われるほど、福岡県民は大の焼き鳥好き。そこで、福岡県民120人に、好きな焼き鳥メニューを徹底調査しました。鳥皮、もも&ねぎま、豚バラ……さて、あなたが好きな部位はランクインしているでしょうか。第一回焼き鳥ダービー、開幕です!
第一回焼き鳥ダービー
圧倒的人気・鳥皮
「コリコリしている砂ずり」「柚子胡椒や梅肉が合うささみ」などの意見が出る中、圧倒的に票数を伸ばしたのが「鳥皮」です。

福岡の鳥皮といったら、串にぐるぐると巻き付けるようにして焼かれたスタイルが主流。そこで、そのスタイルを生み出したとされる「権兵衛館 大名」(福岡市中央区大名)に行ってみました。
社長の後藤正行さんいわく、このスタイルの鳥皮が生まれたのは、創業者である先代・古賀貞己さんの娘さんがきっかけとのこと。

そのきっかけとは、小学校低学年だった娘さんが鳥皮を味見したときに放った「表面のブツブツと食感が嫌」という一言。どうにか食べられるようにしようと研究を重ね、皮を裏返して串に巻き付け、何度も焼いて脂を落とすことで食感をカリカリもちもちにしたそうです。

父から娘への愛情が、福岡の鳥皮を世に知らしめたきっかけだったのですね。
ちなみに、手羽先の皮を焼いた「手羽皮」や、砂肝の皮の部分を焼いた「ぎんがわ」といった、一風変わった鳥皮メニューを置いているお店もありました。
豚バラも負けていない!
取材を続けていると「豚バラ」を推す声もちらほら。
せっかくなので、北九州でも聞いてみました。すると、若い女性を中心に絶大な人気を獲得したのが「砂ずり」。
さまざまな意見が出ましたが、最終的に1位に輝いたのは……「豚バラ」でした。

名店の店主にも聞いてみた
街頭インタビューだけではなく、焼き鳥を焼く側にも聞いてみることに。
「藤よし」(福岡市中央区西中洲)
まずは、「藤よし」の2代目・早川禎行さんを直撃。
早川さんが好きな串はメスの豚の女性器「べんてん」。大きさ、湯がき具合、タレの加減にこだわりがあるそうです。

「信秀本店」(福岡市博多区下川端町)
次に向かったのは、「信秀本店」です。子供の頃から店で焼き鳥を食べていたという2代目・安岡英治さんが好きな串は……ずばり「白もつ」。ご飯にも合う味わいが子供の頃からお気に入りで、大人になった今でも白もつ10本とごはんを食べるそうです。
「焼とりの八兵衛 上人橋店」(福岡市中央区薬院)
3軒目は、福岡から世界に進出した「焼とりの八兵衛 上人橋店」。焼き鳥をおしゃれなお店に押しあげた名店には、おしゃれな串がたくさんあります。なかでも、社長・八島且典さんのこだわりは、備長炭でじっくりと焼く豚バラ。
そんな八島さんが好きな串は、ずばり「豚バラ一択!」。おすすめは、白ごはんと一緒に食べることだそうです。
「大名へて」(福岡市中央区大名)
最後におじゃました「大名へて」の社長・谷脇眞剛さんの好きな串は「もも串」。
なかでも、「へて」で提供しているのは、黒さつま鶏のもも肉。うまみを凝縮するために水分を少し抜いているのがこだわりなのだそうです。
あなたの好きなメニューはランクインしていましたか?
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