西鉄平尾駅の周辺には、大通りから一本入った路地や古い建物の奥に、知る人ぞ知る良店が点在しています。なかでも通称「平尾村」と呼ばれる一角は、小さな古民家や建物の2階などに個性的な飲食店が集まり、店を探しながら歩くのも楽しみのひとつ。扉を開ければ、店主との距離が近いカウンターやこぢんまりとした空間で、丁寧に作られた料理とお酒をゆっくり楽しめます。今回はUMAGAで紹介してきた中から、わざわざ訪れたくなる平尾の“隠れ家”3軒をご紹介します。
話題の平尾村に誕生!ワイン×日本酒×小皿をカウンターで『ワイン×小皿 maru』
西鉄平尾駅近く、古民家に個性的な飲食店が集まる通称「平尾村」。その一角にひっそりと佇む「ワイン×小皿 maru」は、カウンター5席を中心とした、まさに隠れ家と呼びたい一軒です。店をひとりで切り盛りする戸高幸子さんは、フレンチやイタリアン、和食など多彩な現場で経験を積んだ料理人。小料理屋のような温かな空間で、ジャンルにとらわれない小皿料理とワイン、日本酒を楽しめます。
まず味わいたいのが、日替わり7~8種を盛り込んだ「前菜の盛り合わせ」。魚介のカルパッチョやマリネ、パテ・ド・カンパーニュなど、素材の持ち味を生かした料理が華やかに並びます。「鴨と茎わさび」は、治部煮をイメージしながら鴨をブロックのまま焼くことで、しっとり柔らかな食感に。爽やかな茎わさびの辛味がアクセントを添えます。ブルーチーズを加えた「ミニグラタン」をはじめ、アジフライや水炊き、グリーンカレーなど気になる料理も充実。
フランス産を中心としたワインや個性的な日本酒を片手に、店主との会話を楽しみながらゆっくり過ごしたい、平尾村らしい小さな隠れ家です。
『ワイン×小皿 maru』の詳しい記事は、コチラ
居酒屋の親しみやすさと和食の確かさを併せ持つ店が平尾村に誕生『酒と魚 今尾』
西鉄平尾駅からほど近く、古い建物を活かした個性的な店が集まる通称「平尾村」。一人がやっと通れる細い路地を進み、急な階段を上った先にある「酒と魚 今尾」は、わずか7席の小さな隠れ家です。
店主の今村翔一さんは、寿司店や和食店、居酒屋、焼鳥店などで経験を積んだ料理人。子どもの頃から魚が好きで、今も自ら鮮魚店へ足を運び、福岡や長崎など北部九州で揚がる天然魚を中心に、その日の状態を見極めて仕入れています。
訪れたら、まず味わいたいのが「お刺身盛り合わせ」。サワラやサバ、ヨコワマグロ、ハガツオ、マダイなど、その日選び抜いた魚が並び、素材そのものの持ち味を大切にした仕事が光ります。丁寧に下処理した魚を甘辛く炊き上げる「煮魚」もおすすめ。牛しぐれ煮やイカ塩辛、セロリ浅漬けなど、酒を誘う気軽なアテも揃います。
日本酒は刺身に寄り添う辛口を中心に幅を持たせた品揃え。居酒屋の親しみやすさと、きちんと出汁を引く和食の確かさ。その両方を味わいながら、店主との魚談義も楽しみたい、平尾村らしい一軒です。
『酒と魚 今尾』の詳しい記事は、コチラ
思いは17年変わらない。でも日々は変化の連続。コーヒーに表れるロースターの“今”『MANLY COFFEE』
西鉄平尾駅近く、古い長屋に個性的な店が集まる通称「平尾村」。緑に囲まれた一角にひっそりと佇む「MANLY COFFEE」は、福岡のコーヒーカルチャーを長年牽引してきたロースターの一つです。
店を営むのは、オーナーロースターの須永紀子さん。エアロプレスの普及やコーヒーの勉強会などにも積極的に取り組みながら、自身の店では一貫して“おいしい一杯”を追求してきました。現在の焙煎を支えるのが、完全熱風式のスマートロースター。豆の個性をクリアに表現できるのが特徴で、浅煎りを中心に中煎り、中深煎りまで常時7~10種類ほどのシングルオリジンを揃えています。
日常的に楽しめる豆はもちろん、近年はマイクロロットやコンペティションロットと呼ばれる希少な豆もラインアップ。エアロプレスで丁寧に淹れた一杯からは、産地や品種によって異なる香りや果実味、繊細な余韻を感じられます。
緑に包まれた穏やかな空間で、店主との会話を楽しみながら、その日の気分に合ったコーヒーに出合う。平尾散策の途中にふらりと立ち寄りたくなる、小さな隠れ家です。
『MANLY COFFEE』の詳しい記事は、コチラ
※各店の情報は記事の公開時点のものであり、営業時間や価格が変更になっている場合がありますので、予約前には一度ご確認ください。
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