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福岡県「新規陽性者は再び増加傾向」~GW前に警戒高まる

福岡県の新型コロナの新規陽性者は、4日連続で前の週の同じ曜日を上回っていて、再び増加傾向となっています。ゴールデンウイークを前に服部知事は26日、県民に改めて警戒を呼びかけました。

●福岡県 服部誠太郎知事「決して気を緩めることはできない状況と認識しております」

福岡県の服部知事は26日の定例会見で、「新規陽性者数は2000人前後が続いており、BA・2への置き換わりも進んでいる」として、県民に対してゴールデンウイークの期間中も、感染対策を徹底するよう呼びかけました。

●北九州市立八幡病院 伊藤重彦名誉院長「感染対策に取り組んできたにもかかわらず、この下げ止まりの数ですから、やはりオミクロン株というのが厄介だということは分かりました。GWでたくさんの集団が集まる場面が今まで以上に増えれば、当然、感染者数がある程度増えるということは考えておく必要があると思います」

今年は3年ぶりに移動制限のないゴールデンウィークとなるため、旅行や帰省をする人が増えると予想されています。このため県は28日から5月8日まで、博多駅近くの博多グリーンホテル2号館に臨時の無料検査所を設けます。旅行や帰省にあたって陰性確認を求められている人や、感染に不安を感じる人を対象に抗原検査を実施します。

●福岡県 服部誠太郎知事「博多駅から近いということで、便利もいいので、感染の不安を感じる方はぜひご利用いただきたいと思います」

福岡県内の3回目のワクチン接種率は、65歳以上の高齢者は8割を超えているものの、20代と30代は依然として3割前後にとどまっています。
特に、高齢の家族がいる家で集まる際には、3回目のワクチン接種を受けておくことも重要な対策の一つとなります。

●北九州市立八幡病院 伊藤重彦名誉院長「ワクチンを3回接種しても、このオミクロン株は感染するときは感染します。しかし、高齢者の感染がここまで減ってきているのは、やはり3回目のブースター接種のおかげです。3回目のワクチン接種を積極的に受けて頂ければと思います」

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