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「嵐」聖地・櫻井神社 30mの「大しめ縄」3年ぶりに復活 福岡・糸島市

人気の観光スポット福岡県糸島市に行く際に、見たことがある方も多いと思います。
二見ヶ浦(ふたみがうら)にある夫婦岩(めおといわ)です。
2つの岩を結ぶ重さ1トンの「大しめ縄」が1日、3年ぶりに掛け替えられました。

アイドルグループ「嵐」の聖地としても話題になった、糸島市の櫻井神社です。
1日は約60人の氏子らが朝から集まり、3本の綱をより合わせ、大しめ縄を作りました。

糸島市の二見ヶ浦にある夫婦岩は、櫻井神社の宇良宮(うらのみや)として祀られている御神体で、年に一度大しめ縄の掛け替えを行っています。
しかし新型コロナの影響で、ここ2年は中止に。
傷みが酷くなったため半年ほど前に取り外し、しめ縄が掛かっていない状態が続いていました。

綱には、参拝者が書いた祈願書500通も一緒に編み込まれました。
作業開始から約3時間、長さおよそ30メートル、重さ1トンの大しめ縄がようやく完成しました。
大しめ縄の掛け替えは、春の大潮の時期にあわせて行われます。
約11メートルの岩に、はしごをかけて上った氏子たち。
危険と隣り合わせの作業に、訪れた人も固唾を呑んで見守ります。

二見ヶ浦は、向かって右の岩に男性の神様、左の岩に女性の神様が鎮まっているとされていて、縁結びや夫婦円満、子授けの神として信仰されています。
岩の上からしめ縄を引き上げ、夫婦が手をつなぐように少しずつ引っ張っります。
作業からおよそ1時間……3年ぶりに大しめ縄が掛かりました。
ようやく本来の姿となった二見ヶ浦。
また一年、夫婦の神様が沖合から見守ってくれることでしょう。

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