夏の風物詩が復活です。新型コロナウイルスの影響で、2年続けて中止となっていた「筑後川の鵜飼」が再開しました。
先週金曜日、筑後川でのアユ漁解禁にあわせて「筑後川の鵜飼」が再開されました。大雨による被害に、新型コロナウイルス。ここ数年、試練ばかりが続いてきた「原鶴温泉」にとって3年ぶりに夏の観光の目玉が復活したことになります。
鵜を操ってアユを捕る「鵜匠」となって、47年の梶原日出夫さん(67)」です。3年ぶりとなる「筑後川の鵜飼」再開の前日、漁に出る鵜が観光客を見ても驚かないようにする訓練をしていました。
鵜匠 梶原日出夫さん「今まで2年もこんな小屋にじっとさせて…明日からは本当の自然の中で、開放感のある場所で仕事をしてもらいますからね」
鵜を操ってアユを捕る「鵜匠」となって、47年の梶原日出夫さん(67)」です。3年ぶりとなる「筑後川の鵜飼」再開の前日、漁に出る鵜が観光客を見ても驚かないようにする訓練をしていました。
鵜匠 梶原日出夫さん「今まで2年もこんな小屋にじっとさせて…明日からは本当の自然の中で、開放感のある場所で仕事をしてもらいますからね」
「筑後川の鵜飼」が存続の危機に直面したのが、5年前の「九州北部豪雨」です。豪雨により大量の土砂が流入した筑後川は水が濁り、鵜が魚を獲れない状況が続きました。
鵜匠 梶原日出夫さん「1年1年、川の状態は変わっています。九州北部豪雨があって、小さい川がほとんどやられて山が崩れ、砂が川に入り込んでしまっている」
「筑後川の鵜飼」は九州北部豪雨の翌年、2018年に再開されましたが、2年後、再び中止に追い込まれます。新型コロナウイルスの感染拡大です。鵜飼を鑑賞する屋形船の運行は取りやめとなり、高齢化が進んでいた鵜匠の中には廃業する人も出てきました。
鵜匠 梶原日出夫さん「こういう鵜を使った漁法は、全国でも数少ないのにどんどん1人減り、2人減りという時代に残していくためには、強い意志がないとですね」
鵜匠 梶原日出夫さん「1年1年、川の状態は変わっています。九州北部豪雨があって、小さい川がほとんどやられて山が崩れ、砂が川に入り込んでしまっている」
「筑後川の鵜飼」は九州北部豪雨の翌年、2018年に再開されましたが、2年後、再び中止に追い込まれます。新型コロナウイルスの感染拡大です。鵜飼を鑑賞する屋形船の運行は取りやめとなり、高齢化が進んでいた鵜匠の中には廃業する人も出てきました。
鵜匠 梶原日出夫さん「こういう鵜を使った漁法は、全国でも数少ないのにどんどん1人減り、2人減りという時代に残していくためには、強い意志がないとですね」
今年、原鶴温泉周辺で鵜飼をするのはわずか1組。梶原さんは、鵜匠になって15年となる臼井さんとともに漁に出ます。
鵜匠・臼井信郎さん(37)「元々、鵜匠をしていた人が今度は船頭をする。アドバイスを梶原さんにもらいながらやっていこうと思います」
鵜匠・臼井信郎さん(37)「元々、鵜匠をしていた人が今度は船頭をする。アドバイスを梶原さんにもらいながらやっていこうと思います」
「筑後川の鵜飼」再開の時がやってきました。川開きの神事を終えた梶原さんと臼井さんが、鵜とともに川に入ります。
RKB川内信江「鵜が元気よく川に潜って、川魚を探しています。今、魚を獲りました」
鵜匠 臼井信郎さん「もうちょっと魚が獲れてほしいと思ったんですけど、ちょっと少なかったですね。鵜もちょっと緊張していましたね」
地元の人「原鶴温泉の大きな魅力だろうから嬉しいですよね」
鵜匠 梶原日出夫さん「お客さんの目の前で魚をどんどん獲ってきて拍手をもらうと嬉しい。若いもんを育てて残していく、そういう意欲が出てきたですね」
3年ぶりとなった「筑後川の鵜飼」は、例年より期間を短縮して8月末まで。夏の観光の目玉として、地元の期待も高まっています。
RKB川内信江「鵜が元気よく川に潜って、川魚を探しています。今、魚を獲りました」
鵜匠 臼井信郎さん「もうちょっと魚が獲れてほしいと思ったんですけど、ちょっと少なかったですね。鵜もちょっと緊張していましたね」
地元の人「原鶴温泉の大きな魅力だろうから嬉しいですよね」
鵜匠 梶原日出夫さん「お客さんの目の前で魚をどんどん獲ってきて拍手をもらうと嬉しい。若いもんを育てて残していく、そういう意欲が出てきたですね」
3年ぶりとなった「筑後川の鵜飼」は、例年より期間を短縮して8月末まで。夏の観光の目玉として、地元の期待も高まっています。
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