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福岡県で水不足~東部で“強制節水”さらに強化「15%減圧給水」スタート

水不足が懸念される福岡県行橋市はきょう、これまで10パーセントだった水道水の減圧率を15パーセントに引き上げました。断水はなんとか回避したい考えです。

減圧率を10→15%に引き上げ

福岡県行橋市や苅田町の水源である油木ダムは8日午前9時時点の貯水率が20.7%で、先日の台風でも思ったほど回復していません。
RKBヘリ「福岡県添田町にある油木ダムです。水が少ないためダムの底にある橋などがはっきりとみえます」

今後も貯水率の増加は見込めないと判断し、行橋市は8日午後から水道水の減圧率をこれまでの10%から15%に引き上げました。

700トンの水を“節約”

市は、今回の減圧強化で1日あたり700トン程度の水を節約できると見込んでいます。減圧した場合、高台にある住宅などでは水が出なくなる可能性があります。
橋市上水道係・大久保俊之係長
「雨が降らない梅雨も明けた、節水お願いしたい」

市は、速やかに水を届けられるよう70個のポリタンクに事前に給水していました。8日午後3時点で水が出ないなどの問い合わせは寄せられていないということです。

ホームセンターには「水不足コーナー」

RKB浅上旺太郎「行橋市にあるホームセンターには、水不足対策と書かれた特設コーナーが作られています」

グッデイ山崎拓さん「水をためるタンクが去年の2倍以上、売れています」

ほかにも飲料水や紙製の皿やコップなどが並べられています。

買い物客「水を使わなくていいシャンプーなど重宝する」

特設コーナーを設けてはいますが、これらの商品は在庫は十分にあるということです。

一方、行橋市の隣にある苅田町は、油木ダムの貯水率が10%を下回り次第、減圧給水を15%に引き上げる予定です。観測史上最も早い梅雨明けの影響がじわじわと広がっています。

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