九州北部で19日未明にかけて「線状降水帯」が相次いで発生しました。道路が冠水したほか鉄道が一時運転を見合わせるなど連休明けの通勤・通学にも影響が広がりました。
日没とともに近づいた活発な雨雲 18日午後3時過ぎに長崎県の壱岐・対
18日午後3時過ぎに長崎県の壱岐・対馬で発生した「線状降水帯」。日が暮れると次第に福岡や佐賀に活発な雨雲がかかり始めます。
佐賀・武雄市の防災無線「土砂災害警戒情報が発表されました」
福岡でも電車は踏切を水しぶきを上げながら走り、街路樹は横殴りの雨に揺れていました。
RKB若松康志「午前1時半ごろの大牟田駅前です。地面を打ちつけるような、横殴りの雨が降っています」
“線状降水帯”発生相次ぐ
午前1時過ぎ福岡県と佐賀県に「線状降水帯」が発生。大牟田市や久留米市では1時間に60ミリを超える非常に激しい雨を観測しました。
福岡県と佐賀県では計12万5千世帯を対象に警戒レベル4の避難指示が出されました。
明け方、私たちは佐賀県武雄市の避難所を訪ねました。
福岡県と佐賀県では計12万5千世帯を対象に警戒レベル4の避難指示が出されました。
明け方、私たちは佐賀県武雄市の避難所を訪ねました。

避難した高齢女性「去年は消防の方に来てもらってボートで中学校の体育館に避難した。怖くなってですね、ここに来て自分1人じゃなかったから落ち着いて」国交省の情報カメラには、水かさが増した各地の河川の様子が映っていました。大分県と福岡県の県境を流れる山国川(やまくにがわ)では、一時、氾濫危険水位を超えました。
RKB下濱美有「今もごーっという音をたてながら勢いよく水が流れています。橋についた水の跡を見るとピーク時には水位がかなり高かったことが分かります」
豪雨の雷で通勤電車も止まる
豪雨の雷で通勤電車も止まる
久留米は再び“冠水”
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