新型コロナの感染は、医療従事者にも急拡大しています。福岡記念病院では、人手不足のため、日曜日の発熱外来を取り止めるなど医療体制にも影響が出ています。
◆スタッフの欠勤が20人にも
福岡記念病院 上野高史院長「大変ですよ、大変です。やっぱり看護系になるんでしょうかね。それと、看護助手さんたちも貴重な戦力ですから、休まれるのも非常に痛いですね」
福岡市早良区にある福岡記念病院。約600人のスタッフが勤務しています。新型コロナの感染者が過去最多を更新し続けるなか、スタッフが感染したり濃厚接触者になったりして、毎日欠勤が増えています。20日も21日も、20人が欠勤しました。
福岡市早良区にある福岡記念病院。約600人のスタッフが勤務しています。新型コロナの感染者が過去最多を更新し続けるなか、スタッフが感染したり濃厚接触者になったりして、毎日欠勤が増えています。20日も21日も、20人が欠勤しました。
◆感染防止で慎重対応
現在の規定では、医療従事者に濃厚接触者が出た場合、毎朝の抗原検査で陰性であれば出勤できますが、この病院では2日間自宅待機をし、3日目に抗原検査をして陰性であれば出勤としています。
福岡記念病院 上野高史院長「濃厚接触者になってすぐの検査で陽性になる確率が低いので、その間に広がっていく方が怖い。2日間だけ待機させてそれから検査するという風にしています」
連日20人が欠勤という慢性的な人手不足。医療体制を維持するために、日曜日と祝日の発熱外来を一時的に休止することとしました。予定していた手術にも影響が出ているといいます。
福岡記念病院 上野高史院長「濃厚接触者になってすぐの検査で陽性になる確率が低いので、その間に広がっていく方が怖い。2日間だけ待機させてそれから検査するという風にしています」
連日20人が欠勤という慢性的な人手不足。医療体制を維持するために、日曜日と祝日の発熱外来を一時的に休止することとしました。予定していた手術にも影響が出ているといいます。
◆「患者に不安を与えてしまう」懸念
福岡記念病院 上野高史院長「あるドクターが子供さんから感染ということが起こりました。その時にはカバーするような形で、他の外科の先生が手術をする形でこなしているんですけれども、患者さんはやはり自分の元々の担当の先生が来なくなるとか、手術ができないとかということで、不安になるだろうな。そこは本当にご迷惑をおかけしていると思っています。今は、医療崩壊という意味でなら、スタッフですね。メディカルスタッフの感染をどういう風にしてカバーするのか」
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