美容業界で働き方の多様化が進んでいます。新型コロナの影響で、空き店舗が増え続けていますが、空き店舗を抱えるビルのオーナーと店を構えたい美容師たちを、ビルメンテナンス業の会社が結びつけて新しい取り組みが始まっています。
ビルメンテナンス業の会社が開業
先月、北九州市小倉北区京町のアーケード街にオープンした新しいタイプのシェアサロンです。一般的なシェアサロンでは、美容師自身が受け付けや掃除などすべての業務を行うのに対し、ここでは、美容以外の業務はサロン側が担当するなど、美容師にとってより働きやすい環境が整えられています。開業したのは、ビルメンテナンス業を営む会社です。
空きテナントの活用策
「働き方の多様化」進む美容業界
シェアサロンを経営「オーオカ」大岡久晃代表取締役「これまで空きテナント数というのはそれなりにあったんですが、コロナになってからすごく増えて、その空きテナントを何か活用出来ないかという相談がかなり舞い込んできまして」北九州市によりますと、小倉北区の商店街では新型コロナが流行する前と比べて、空き店舗の数が1.4倍に増えたということです。130坪あるこの場所も以前は、中華料理店でした。閉店後は空き店舗となり、ビルのオーナーは月に100万円以上の損失をかかえていました。
「働き方の多様化」進む美容業界
また、自分の店舗を持ちたいという美容師は多いものの、店を構えるには多額の初期費用が必要です。シェアサロンであれば、ブースを借りてアレンジするだけで自分の色を出すこともできます。
美容師 桐川陽平さん「自分でサロンを開くとなると、いろいろ初期費用とか初期投資が大変なんですけれど、こっちのほうが来てくださる方もゆっくりできるだろうし、お子さん連れでも気軽に来ることができるかなと思って」
地域活性化のヒントに
また、自分の店舗を持ちたいという美容師は多いものの、店を構えるには多額の初期費用が必要です。シェアサロンであれば、ブースを借りてアレンジするだけで自分の色を出すこともできます。
美容師 桐川陽平さん「自分でサロンを開くとなると、いろいろ初期費用とか初期投資が大変なんですけれど、こっちのほうが来てくださる方もゆっくりできるだろうし、お子さん連れでも気軽に来ることができるかなと思って」
地域活性化のヒントに
シェアサロンを経営「オーオカ」大岡久晃代表取締役「なかなか一つの会社、組織に勤めていたら味わえないようなライバルであり、同じ悩みをもつ同士でありと。話して学んだり悩みに乗ったりというような場所になっていって、そこから旅立っていくっていう人たちがたくさん出てくれたら嬉しいなと思います」空き店舗の解消と多様な働き方を進める美容師業界、お互いの需要が上手くマッチしたこの取り組みは、地域活性化を考える上で大きなヒントとなりそうです。
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