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【北九州市長選】保守分裂か 北橋市長「津森氏が出馬なら応援」、自民県議も出馬意向

来年2月に実施される北九州市長選挙についてです。現職の北橋市長は、国土交通省の官僚が立候補した場合、応援に回る考えを示しました。一方、自民党の県議も出馬の意向を示していて、保守分裂選挙となる可能性が出てきました。


◆北橋市長「津森氏が立候補なら応援」
北橋健治市長「ぜひ各党各会派の意向を踏まえて、本人に力強く歩んでいただくことを心から期待しております」

北九州市の北橋市長は11日、自民党系会派と旧民主党系会派が出馬を要請した国土交通省の官僚・津森洋介氏(47)が立候補するならば、応援に回ることを表明しました。


◆自民県議の中尾正幸氏も出馬意向
その津森氏に出馬を要請した北九州市議会の鷹木研一郎議長は11日、福岡県議会で市長選への出馬が取り沙汰されている自民党の中尾正幸県議(57)らと面会しました。

北九州市議会 鷹木研一郎議長「(Q報道で中尾県議の話が出ていますけど、それについては何か?)いや、特にないですね。(Q市長選の話はあの場では?)やってないですね」

しかし、中尾県議本人は鷹木議長に出馬の意向を伝えたことを明らかにしました。

中尾正幸県議「市長の出処進退がはっきりした場合は、私出ますと今も伝えたところです。(鷹木議長は)私が言ったことに対しては、ただ下を向いているだけでした。鷹木議長からは津森さんの話も出ましたから、お互いに切磋琢磨して」

中尾県議は「次世代につなげる北九州にしたい」と市長選への意欲を示しました。


◆武内氏も出馬表明、共産党も擁立を検討
北九州市長選挙をめぐっては、元厚生労働省官僚の武内和久氏(51)もすでに立候補を表明しています。武内氏は、2019年の福岡県知事選挙に出馬した際に自民党の推薦を受けていて、今回の市長選でも党の一部の市議が支援に回っています。このほか、共産党も独自候補の擁立を検討しています。

保守系の候補による分裂選挙となる可能性がある北九州市長選挙は、来年1月22日に告示、2月5日に投票と開票が行われます。

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