北海道の海の幸、山の幸やスイーツが人気の物産展が、福岡市の百貨店で始まりました。円安や物価高騰の影響を受ける中、お手頃で家計に優しい商品も販売しています。
希少な“イバラガニ”も並ぶ
アワビやカニなどがふんだんに入った豪華な海鮮弁当に濃厚なジャージー牛乳を使ったフルーツパフェ。福岡三越で始まった「北海道の物産と観光展」には、海鮮やスイーツなどを販売する５０店舗が並びます。
４０回目を迎えた人気イベントでは今回、最も東にある羅臼・知床にスポットを当て、普段目にしない珍しい食材もお目見えしました。
４０回目を迎えた人気イベントでは今回、最も東にある羅臼・知床にスポットを当て、普段目にしない珍しい食材もお目見えしました。
ＲＫＢ正福里奈「私の顔くらいの大きさのカニ、羅臼の深海にいるイバラガニです。地元でしか消費されない希少なカニだということです」タラバガニの仲間でうま味が強いものの、漁獲量が少なく出回らないため物産展で扱うのは初めて。１日３杯限定です。円安や物価高騰の影響で、海鮮類は去年と比べて軒並み１０パーセントから１５パーセントほど値上がりしています。
イクラはお手頃価格？
そんな中、例年よりお手頃な価格で買えそうなのはイクラです。
阿保水産・芦崎拓也さん「今年は知床羅臼をはじめ、北海道全体で秋鮭が豊漁。少なくても２、３割は昨年に比べて値段が下がるのでは」また、気軽に北海道の味を体験してもらおうと、数量限定で４種類の弁当をいずれも１０８０円で販売し、わずか１５分で完売したものもありました。
来店客「普段の買い物で野菜とか高いなと思うけれどきょうは高くてもいろいろ買いたい」
岩田屋三越食品催事担当・石松瑞樹さん「燃料代（高騰）、円安、ウクライナ問題で商品の値段が高くなったり入りづらかったりするが、試食をしたり現地の人と話したりして北海道物産展のバーチャルを楽しんでもらえたら」定番商品に加え、地域限定の食材や旬の味がそろう物産展は今月３１日まで開かれます。
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