「無人店舗」広がる背景は…お肉の買い物・ドレスのレンタル・“クリーニング”も可能に

新型コロナの感染拡大で、店員と客の接触を減らすことが求められたり、人手不足の中で効率的な店舗経営が求められたりして、無人販売が広がっています。食品の買い物からクリーニングの預け・受け取りも可能になっています。

24時間お肉を買えます

RKB小畠健太「ピンクのネオンが、ひときわ目を引くこちらのお店、実は24時間肉を買える無人販売所なんです」

福岡市早良区百道に先週オープンしたばかりの「おウチdeお肉」。店内のケースに入っているのはバーベキュー用の肉に、馬刺し、ユッケ、それにギョーザ。「スーパーにはないもの」をコンセプトに、こだわりの肉・肉・肉が並びます。

全国に50店舗以上

利用は24時間いつでも可能で、支払いはセルフレジで行います。この店はフランチャイズ方式で、全国に50店舗以上を展開しています。百道店のオーナーの冨さんは本業の食肉加工業のかたわら、福岡市内で3店舗を運営しています。

「おウチdeお肉」百道店 冨徳晃さん「この副業だと人件費がまずかからない、かかるのは家賃代と電気代くらいしかないので、この3店舗が僕の納得する数字まで上がってくれば、来年から10店舗までは増やしたい」

パーティードレスのレンタルも

無人の店舗が取り扱うのは、食品だけではありません。

RKB原口佳歩「色とりどりのパーティードレスのレンタル、これも無人店舗でできるんです」

福岡市中央区で、パーティードレスのレンタルやリユースのウエディングドレスの販売を行う「アナザードレス」。スタッフがいなくても、逆に友人などと一緒にじっくり選べると、20代から30代の若い世代に好評です。

スマホのアプリで手続き

レンタルや購入の手続きは、すべてスマホのアプリ「LINE」で行います。気に入ったドレスがあったら、タグのQRコードを読み取って決済。レンタル品の返却は、来店する以外にコンビニや宅配便の営業所から発送することもできます。

アナザードレス 山本絵美オーナー「試着をしながら写真を撮って、大体みなさん1時間くらいはここに滞在されて。買い物をしに行くのに、接客があるショップかネットかしか選択肢しかなかったと思うんですけれども、自分で好きな物を試着して好きなように選ぶという、もう一つの選択肢を作れたんじゃないかな」

無人のクリーニング店

RKB原口佳歩「無人店舗が次々と登場する中、福岡市西区には無人のクリーニング店が登場しました」

無人店舗は、サービスの分野にも広がっています。地下鉄・姪浜駅の近くにオープンしたこの店は、大牟田市を拠点に店舗を展開する「龍クリーニング」が、新しい業態として手がけるものです。考案したきっかけは、現在の社長が会社を引き継いだ際に目の当たりにした「店主の高齢化」でした。

龍クリーニング 龍大次郎社長「5年、10年の先を見たときに自分たちがどうやって業として食べていくのか、そう考えたときに新たに店長を作る人手不足の部分を補うためには、無人の店舗を作った方がいいんじゃないかと開発に着手した」

深夜・早朝の利用も多い

利用するときはまず、会員カードやランドリーバッグが入った「入会キット」を購入します。

龍クリーニング龍大次郎社長「品物を預け入れる際はカードをかざし『預け入れ』を選び、預け入れる品物が何枚か確認をして、これがお客様控え、これがランドリーバッグに入れるものです」

伝票とランドリーバッグを専用のボックスに入れて、1分ほどで手続き完了。仕上がる日や、受け取るボックスの番号はメールで通知されます。用途や枚数に合わせた定額のプランを設けていて、外国人や深夜、早朝の利用も多いということです。

龍クリーニング龍大次郎社長「時間に拘束されることないっていうことが、私たちもお客さんにとってもウインウインの関係かなと思います。今後5年間のうちに福岡市内、福岡県内であったとしても5店舗10店舗と、どんどん増やしていきたい」

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