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ドル箱の物産展「冬の北海道展」海鮮高騰は店舗側が吸収し“手頃な価格”は維持

物産展の中で最も高い収益を上げるというドル箱の「冬の北海道展」が福岡市のデパートで始まりました。人気を支えるのは「手頃な価格で贅沢な気分」を味わえること。一方で、海鮮類の仕入れ価格は軒並み上昇しています。どう折り合いをつけるのか、販売側の出した答えは「価格維持」でした。

ほとんどの店が例年の価格で販売

大丸福岡天神店で14日から始まった「冬の北海道展」。カニにイクラ、ウニと海鮮が贅沢にのせられた弁当に鮭や揚げたてのコロッケなどの北海道ならではの商品が並んでいます。
来場者「めったに買えない物があって楽しくてお財布のひもが緩んだ」 RKB原口佳歩「海鮮弁当の中でも特に人気なのが1080円で海の幸を楽しめる弁当です」
30個限定で1080円で販売されている「海鮮六種盛弁当」。販売する「鱗幸食品」によると、物価の高騰が続く中、手頃な価格で贅沢な気分を味わってもらうため採算を度外視した弁当だということです。北海道で仕入れる食材の値段も上がっていますが、ほかの店も含めてほとんどの弁当が例年と同じ価格で提供されています。

ドル箱の物産展、最も高い売上に期待

店の責任者「海鮮すべてが上がっています、容器もあがっているしカニは2倍、エビは3倍。頑張るしかないです」
年末年始が近づき正月用の食材を買い求める人も見られます。雑煮に必要な昆布やおせちに欠かせない「かずのこ」に「黒豆」。特別な日に食べたい「カニ」も種類豊富です。
カニを買った人「せっかくなのでいいものを買おうと」
このほか、北海道で人気のお土産「白い恋人」とコラボしたロールケーキなど九州初登場のスイーツも並んでいます。年間の物産展の中で最も高い売り上げを誇るという「冬の北海道展」にデパート側も期待を寄せています。
博多大丸・林宝楽さん「去年の売り上げはコロナ前より3割上回る。正月用のお買い物をしてもらって楽しく年末年始を過ごしてもらえれば」
味を楽しむだけでなく調理の実演も楽しめる「冬の北海道展」は12月30日まで開かれています。

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