実業団の日本一を決めるニューイヤー駅伝が2023年1月1日に群馬県で開催されます。台風の目となりそうなのが、福岡県北九州市を拠点にする黒崎播磨です。ニューイヤー駅伝九州予選の毎日駅伝では初優勝しており、いま日本一勢いのあるチームと言っても過言ではありません。
2022年は「23人抜き」の快走
1961年創部の黒崎播磨陸上競技部。今年のニューイヤー駅伝では過去最高タイの6位に入る大躍進を遂げました。中でも存在感を見せたのが、3区4位の田村友佑選手(23)とエース区間4区で区間賞を獲得した細谷恭平選手(27)です。2区終了時点では25位だったものの、この2人で23人を抜き、順位を2位に押し上げました。今回はさらにレベルアップした走りが期待されます。
田村友佑選手「チームとしては優勝を目指し、個人としても区間賞・区間新目指したいです」 細谷恭平選手「今年はさらに上の目標を目指しているので去年以上の走りができるように頑張ります」
澁谷明憲監督「3区・4区多分今年も前回と同じになる。彼らが国内トップクラスの選手であって。そこでチームをおしあげるというのは私たちの作戦」
エースの目線は“世界”新戦力も成長中
チームを支える2人はしっかりと世界を見据えています。
田村選手「最終的な目標はマラソンで世界陸上やオリンピックでメダルを獲得することです」 細谷選手「行く先は世界選手権、オリンピックでメダルに関わるような走りをしたいです」成長を遂げているのはエース級の選手だけではありません。11月に行われたニューイヤー駅伝の九州予選である毎日駅伝では2位に1分30秒以上の差をつけ初優勝。7区間中4区間で区間賞を獲得するなど、新戦力の台頭も見られました。
澁谷監督「主力選手がチームを支えて手本となっています。彼らを目標にしているおかげで、チームの底上げができています」
目標は悲願の「初優勝」
九州王者として挑むニューイヤー駅伝、監督の目標は―。
澁谷監督「選手たちも私もそうですけど、優勝ということを掲げて。まずはトップに立って、先頭を走り続けることを目標にします」ニューイヤー駅伝でも悲願の初優勝なるか、黒崎播磨“旋風”から目が離せません。
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