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「番台方式」導入で空港保安検査の混雑解消へ 1、2割多く検査可能に 福岡空港

福岡空港では、空港で働くスタッフが不足し「保安検査場」の混雑が問題となっていました。混雑解消に向けて「番台方式」と呼ばれる新たな取り組みが、大型連休を前に始まっています。


◆搭乗券は検査場前で提示
「搭乗券のご準備お願いします」

福岡空港国内線の南保安検査場です。手荷物検査を受ける人たちは、並ぶことなく次々と中に入っていきます。

RKB原口佳歩「これまで保安検査場で確認されていた搭乗券、きょうからは検査場の前で提示することになります」


◆「番台方式」で1、2割多く検査可能に
今回新たに導入された「番台方式」は、保安検査場に入る前に搭乗券を確認し、その後、空いている手荷物検査のレーンに進んでもらいます。搭乗券の確認と検査を分けることで、検査できる人数が1,2割増える見込まれています。

搭乗客「なるべく早めに手荷物検査を受けられるとうれしいので、対策はすごく助かる」「手間がかからなくていい、並ぶの嫌だし」「いいんじゃないですか、臨機応変にしていかないとね」

福岡空港では、全国旅行支援などで利用者が急増したことに加えて、空港で働くスタッフが不足しているため、去年の秋ごろから検査待ちの長い列ができるようになりました。現在も早朝や週末の夕方を中心に混雑し、30分ほどの待ち時間が発生しています。


◆今年度中に「スマートレーン」も導入
今回、南保安検査場で始まった「番台方式」は、北保安検査場でも4月25日に導入されます。

福岡国際空港広報課 小林智子課長「年末年始、春休み、かなりお客様に福岡空港ご利用いただいておりまして、ゴールデンウイークもかなりのお客様に利用いただけると予測しております。少しでもお客様の待ち時間が短縮できて、スムーズにご搭乗いただけることを期待」

さらに、福岡空港では今年度中に「スマートレーン」も導入される予定です。手荷物検査でパソコンやペットボトルを取り出す必要がなく、トレイが自動で移動するため、1時間あたりの検査人数が約1.5倍に増える見込みです。

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