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佐賀県・鹿島市で春を告げる「ワラスボ漁」

日本一干潮と満潮の水位の差が大きい海・有明海


有明海は九州北西部にある海で、長崎の半島と佐賀、福岡、熊本で成す内湾のこと。九州最大の湾で、南は八代海とつながっています。干満の差は日本で最も大きいとされています。

有明海がすぐそこ!佐賀県鹿島市道の駅鹿島

佐賀県鹿島市にある道の駅鹿島。建物のすぐ裏手には有明海が広がっています。潮が引いていくと現れる干潟の面積は日本最大。鹿島市の七浦地区では約3キロ先まで干潟が出現します。

有明海の干潟で獲れる春を告げる地元食材「ワラスボ」

地元では、歴史の長い食材「ワラスボ」。古くは江戸時代から食されてきました。実はこのワラスボは、 4月中旬~5月初旬に最漁期を迎え、ワラスボはこの地域にとって春を感じさせる食材です。
地元では、歴史の長い食材「ワラスボ」。全長30センチ前後のハゼ科の魚で、古くは江戸時代から食されてきたといいます。ワラスボはこの時期から夏にかけて漁がさかんに行われ、この地域にとって春を感じさせる食材です。

「有明海のエイリアン」という異名も

「有明海のエイリアン」という異名も

ワラスボは干潟の中隠れて生息しています。一見頭が少し大きなウナギのような姿をしていますが、ギザギザの歯を持ち、目は退化しどこにあるかわからない、少し怖い見た目をしています。シルエットはオオサンショウウオとも少し似ているかもしれませんが、灰色が買った紫の色をしてぬるぬるとしているので、なかなか迫力ある見た目です。「有明海のエイリアン」と呼ばれている理由にも納得です。

見た目は怖いけど、味は美味い!


ワラスボは干潟の中に隠れて生息しています。一見頭が少し大きなウナギのような姿をしています。オオサンショウウオとも少し似ているかもしれません。ギザギザの歯を持ち、目は退化し皮膚の下に隠れてしまっています。体は灰色がかった紫色で鱗がなく、ヌルヌルとした手触りです。なかなか迫力ある見た目に、怖いと感じる方も多いのではないでしょうか?「有明海のエイリアン」と呼ばれているのも納得です。

見た目は怖いけど、味は美味い!

ワラスボは干潟の中隠れて生息しています。一見頭が少し大きなウナギのような姿をしていますが、ギザギザの歯を持ち、目は退化しどこにあるかわからない、少し怖い見た目をしています。シルエットはオオサンショウウオとも少し似ているかもしれませんが、灰色が買った紫の色をしてぬるぬるとしているので、なかなか迫力ある見た目です。「有明海のエイリアン」と呼ばれている理由にも納得です。

見た目は怖いけど、味は美味い!

怖い見た目とは裏腹に、実はとってもおいしいワラスボ。まるごとみそ汁に入れると頭から良い出汁がとれて、絶品なんだとか。だからこそ地元で愛され続けているんですね。

ワラスボはどうやって獲る?

怖い見た目とは裏腹に、実はとってもおいしいワラスボ。まるごとみそ汁に入れるなどすると頭から良い出汁がとれて、絶品なんだとか。怖い見た目ながら愛される理由がわかります。

使うのは「すぼかき」という特殊な道具。
弓のように少し反った長い棒の先端に鍵状の部分があり、そこにワラスボをひっかけて捕獲するんです。
まず、「潟スキー」と呼ばれる板に乗って干潟を移動しながら巣を探します。
干潟の中にぶつぶつと大きな穴が開いているのが見える箇所があります。これがワラスボの巣です。この巣穴の間に「すぼかき」を通していくとワラスボが引っ掛かって現れます。見事「有明海のエイリアン」捕獲完了です!!

ワラスボはどうやって獲る?

ワラスボ漁の漁師さんはどのくらいいる?


有明のエイリアンの捕獲に使うのは「すぼかき」という特殊な道具。
長く弓のように少し反った長い棒の先端に鍵状の部分がある形をしています。その先端のかぎ状部分にワラスボをひっかけて捕獲するんです。
まず、「潟スキー」と呼ばれる板に乗って干潟を移動しながら巣を探します。
干潟の中にぶつぶつと大きな穴が開いているのが見える箇所があります。これがワラスボの巣です。この巣穴の間に「すぼかき」を通していくとワラスボが引っ掛かって現れます。見事「有明のエイリアン」捕獲完了です!!

ワラスボ漁の漁師さんはどのくらいいる?

実は今、この地域でワラスボ漁を続けているのは岡本さんただ1人。道の駅鹿島では、岡本さんに教わりながら10月ごろまでワラスボ漁の体験ができます。泥だらけになる覚悟、体力に自信のある方は申し込んでみてはいかがでしょうか!?体験できる時期や年齢に制限がありますのでご確認ください。また、体験は要予約です。詳細は下記のリンクをご確認ください。

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