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「季節の変るごとに」 片山廣子 作

日本には四季があり、その季節にしか味合えないごちそうがある。冬から春にかけては大根、白菜、ほうれん草。春は、いちご、蕗、竹の子など。季節の物を食べることが一番おいしく感じられ、経済的でもある。アメリカから来た女性が家でもてなすビフテキパイの味は格別で、そのパイにも旬のものが加えられていた。松茸をいり煮したものをパイの皮に挟んで焼いたビフテキパイなど食べ物の思い出は五感を刺激し、決して忘れられない。

5月21日放送 担当:池尻和佳子

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