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小さなレストランへようこそ~若き料理人 島流おもてなし~

佐賀県唐津市。玄海灘に浮かぶ人口たった59人の、松島。店や信号もない小さな島です。ここに、予約がなかなかとれない人気のイアリアンレストランがあります。
シェフの宗 勇人さん(27)。ふるさとの食材をつかい料理で島の魅力を発信したいと去年、オープン。福岡市内の有名店で腕をみがき、地元に恩返しをしたいという気持ちで大好きな島に戻ってきました。父親の勇さん(56)と弟の秀明さん(22)は、素潜りで、ウニやアワビ、サザエ、そして旬の魚をとらえる海士。人さんは、父に憧れ、その背中をみて育ってきました。父や、弟たちがとった新鮮な食材がレストランのウリです。若者たちは、高校進学を機に島を離れ、帰らないことが多いのが現状。仕事さえあれば、帰ってきたいという若者が多い中、勇人さんのレストランは島の明るい未来につながるのではと期待されています。料理だけではなく、磯体験や漁体験など、島丸ごと観光で楽しめるようにしたいと、勇人さんの夢は広がります。
島民全員が家族のような、心優しい島の風土。島の人たちと知恵を出し合って、小さな島でもできることを・・・勇人さんの故郷への愛と想いを追いました。
(製作:RKB毎日放送 / ディレクター:井上 八月)

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