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小松さんの昆虫記~エメラルド色に輝く虫に想いを寄せて~

昨年12月、「宮崎県の陸生カメムシ」という図鑑が出版された。これまでのカメムシの概念を覆すと言っても過言ではないほど色鮮やかなカメムシ452種が収録されている。そんな図鑑の著者は小松孝寛さん67歳。
実は小松さん、京都生まれ、京都大学卒、元旭化成の技術者という経歴の持ち主。  生物とは全く無縁の世界にいた小松さんがカメムシに魅了されたきっかけはある偶然の出会いだった。幼い頃から自然と虫が大好きだったという小松さん。全国各地に赴任する度、その土地の蝶を追いかけていた。ある日、いつものようにお目当ての蝶を探している時に奇妙な虫を見つけた。それが「コブハナダカカメムシ」というカメムシだった。そこからカメムシの魅力にすっかりハマってしまった小松さん。それ以来、6年間でおよそ450種のカメムシを調査し、図鑑を出版した。もともとは蝶が好きだった  小松さん、カメムシの調査と並行して行っているのが蝶の保全活動。絶滅危惧種に指定されている蝶が住みやすい自然環境にしようと虫好き仲間たちと勉強会を開くなどの活動を行っている。京都出身の小松さんが宮崎に居を構えて理由は「虫が多いから」
そんなカメムシ博士が作った図鑑から見える宮崎の自然の魅力に迫る
(製作:MRT宮崎放送 / 中本 奈緒)

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