PageTopButton

「統一教会と政務三役の関係」もにわかで斬りま~す

毎週水曜日の夕方5時すぎのよなおし堂は、博多にわかを楽しんでいます。
夏休みの今は、子供にわかが、元気をくれます。
今週は、中学2年生の村上浩晟さんと小学校3年生の村上遥乃さんの兄妹がスタジオにきてくれました。
まずは、その2人が披露してくれたにわかです。

「新聞社の記者さんが 山の中ぃ入って 鳥の絵ば描くて言いよんしゃあ。何の鳥ば描きんしゃあとかいな。ハトやろうか? カラスやろうか?」
「そらぁ新聞記者さんのことやけん、キジば描きんしゃあ(記事ば書きんしゃあ)」

「お母(っか)しゃーん。人ぁ皆 パンツば穿くとぃ、なして鯉幟ぁパンツば穿かんとね?」
「そらぁ、鯉ぁ穿かない(恋ぁ儚い)」

「どんたくで三味線ば弾きよらっしゃあ 人ぃ近づきすぎたら、悪かことの起きるげなばい」
「なしてかいな?」
「そらぁ三味線に近づきすぎたら、罰(バチ)のあたる」

では、続いて今週は仲谷一志が作ったにわかです。
お題は、《統一教会と政務三役の関係「調査行う必要ない」と閣議決定》

「しかし驚いたばい。今日の時点で、政務三役のうち、少なくとも30人が旧統一協会との接点があったらしかね。それぃ共同通信のアンケートで国会議員の106人が旧統一協会と接点があって、 そのうち8割が自民党らしかばい」
「ばってん、政府は『個人の政治活動に関するもので調査を行う必要はない』て閣議決定したげなね!」
「あたきぁ、これまで何も知らんかったとばってん、自民党は旧統一協会とズブズブやったとたいね。選挙の時ぃ応援してもらいよったとやろう! それで霊感商法やらで集めたお金が政治家ぃ渡っとったりするとなら、この国ぁおかしかばい!」
「自民党だけやなか、野党議員の中にもおるけん、こうなったら合同結婚式ぃなろうて合同説明会ばしてもらわないかんばい!」
「合同説明会ぁ何処でしたらよかな?」
「結婚式場がよか。ついでにウエディングケーキも用意したら良か」
「なしてな?」
「そらぁ、そこまでして自民党やら他の党に入りたか人達やけん、入党(入力)したか!」

いつもの、博多仁和加振興会相談役の志岐らん梅さんが採点してくださいます。
採点   風刺:4/4  構成:2.5/3  オチ:2.5/3  合計:9/10
講評
「旧統一協会の選挙協力をもらってまでも政党に入党したい」という風刺が効いたいいにわかです。皮肉を込めた博多にわか独特の手法を使っています。普通の「選挙協力をもらってまで入党したくない」という文言なら風刺にはなりません。構成で「霊感商法やらで集めたお金が政治家ぃ渡っとったりするとなら、この国ぁおかしかばい」は大きな主題になります。大きな問題なのに、このあと展開を加えずにスルーしています。大きなテーマなだけにここの部分はカットした方が話の展開は分かりやすいです。オチは政党絡みの「入党」を使っているので話がスムーズです。ただし「入党」と「入刀」で両方に「入(にゅう)」があるので半分しか意味がかかっていないことになります。

思わぬ高得点に、にんまりした仲谷でした。
来週もお楽しみに。  

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう