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日焼けの正しい対策とアフターケア

この時期の悩み「日焼け」を引き起こす紫外線。気象庁によると紫外線の量は年々増加しているそう。さらに福岡管区気象台によると福岡市内で35℃以上を超える猛暑日が2021年は9日だったのに対して、今年は8月15日の時点で既に16日観測されており、紫外線も強くなっています。

どのような日焼け対策をしているのか街でインタビューしてみると、日焼け止めクリームや日傘、帽子、長袖を着るなど皆さんさまざまな日焼け対策をしているようです。一方で若い頃日焼け対策をしておらず「今もその日焼け跡が取れない」「海で水着焼けして着たい服が着られない」など日焼けの失敗談も・・・。
日焼けについて高松ひろこ皮フ科の専門医高松紘子先生に話を聞きました。

まず日焼けによる影響は急性障害と慢性障害に分けられます。
急性障害としては、火傷状態で肌が赤くなる「サンバーン」や皮膚に色素沈着が起きて黒っぽくなる「サンタン」が挙げられます。

慢性障害としては、光老化と言われているシミ・しわ・光発がんが挙げられます。
日焼けをしてしまったらまずは冷却をすること。数時間後から24時間後にかけて「サンバーン」が始まります。このときは火傷状態のため流水や濡れたタオル、冷却剤で冷やして熱が広まらないようにするのが重要です。赤みやほてり感がなくなるまで冷やしましょう。

冷却後には皮膚が乾燥してきます。日焼け後の皮膚は、バリア機能が落ちていて肌が敏感な状態になっています。そのため摩擦や色々なものを塗ったりするのは避けて、低刺激な化粧水などで保湿をすることが大切です。
焼けて3~5日後に黒くなって「サンタン」状態になった皮膚は、数週間から数ヶ月経てば自然に良くなっていくことが期待できます。シミや日焼け跡が気になる場合は、皮膚を休ませる期間が終わってからスペシャルケアとして美白剤を取り入れるといいそうです。
日焼けした後のケアで最も重要なのは「保湿」ということで、天神ロフトの販促担当者に保湿におすすめの商品を教えてもらいました。

まず一つ目は「夏場しのぎ」という商品。発酵はちみつやローヤルゼリーなどを配合しているジェル状の保湿美容液です。塗るとジェル状からローションタイプのようになり、保湿をしっかりとしてくれます。顔から体まで全身に使え、冷蔵庫で冷やしてお風呂上りに塗ると使い心地が良いそうです。

二つ目は持ち運びにも便利なスプレータイプの化粧水「夏肌打水」です。スプレーするとレモンの香りが心地よく広がります。ミストが細かいので程よく潤ってくれます。

そして売れ筋No.1の人気保湿商品が「生ビタミンC美白美容液」。とろっとしたテクスチャーの液になっています。個包装になっているのでフレッシュなビタミンCを肌に補給することができます。

他にも敏感肌の方におすすめの大容量の化粧水や全身にも使えるアロエの万能ジェルなど日焼けのアフターケアにおすすめの商品がたくさんそろっています。
ビーハニー 夏場しのぎ
1,320円
ビーハニー 夏肌打水
1,100円
Yunth 生ビタミンC 美白美容液(1m×28包)
3,960円
ホワイトフェフス 薬用美白化粧水
1,628円
ネイチャーリパブリック スージング&モイスチャー
アロエベラ92%ジェルチューブ
770円
〇天神ロフト/福岡市中央区渡辺通4-9-25
 
腕など肌がでている部分は気にしがちですが、他にも日焼けしやすいところがあります。頭皮や髪の毛、耳、首、唇、足の甲が忘れやすいとされています。中でも気をつけなければならないと言われているのが頭皮や髪の毛です。頭は顔の2倍以上の紫外線を浴びます。髪の毛の中のたんぱく質やキューティクル、メラニン色素に対する紫外線の影響は大きく、紫外線を浴び続けると切れ毛や抜け毛の原因にも。日頃からのケアが大切ということで、スプレータイプの日焼け止めが一番おすすめ!UVカットの効果がある整髪料を使ってもいいとのことです。

日焼け止めを塗るポイントは、3時間ごとに塗り直すこと。また今の時期マスクをしていると日焼け対策になっていると勘違いしがちですが、マスク自体は遮光率が低いとされているのでマスクをしている部分にも日焼け止めは塗ってください。

紫外線ピークは8月ですが、冬も夏の2分の1程度紫外線量はあり、くもりの日も紫外線は60%入ってくるので夏を過ぎても年中日焼け対策は必要です。
 

日焼けをした時の外側からの対応としては、赤い時は冷やし、赤みがひいたときは保湿をし、黒くなったときは美白剤を塗ること。内側からの対応としては、かぼちゃやにんじんなどのビタミンA、ナッツ類やアボカドなどのビタミンE、柑橘類などに含まれているビタミンCを摂ると日焼けに対して良いとされています。さらにスタジオコメンテーターの和栗先生いわく豚肉などに含まれるビタミンB群を摂るのも良いとのこと。

18歳までに人生で浴びる紫外線の半分を浴びるということなので子供の頃からのケアが大切だそうです。
日焼け対策とアフターケアをしっかりして紫外線に負けない夏にしましょう。
〇高松ひろこ皮フ科/福岡市西区愛宕4丁目13-5

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