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柳川「青柳食産」の肉を愛する社長がこだわりすぎたコスパ最強の牛カレー!

今回のカレー探偵の舞台は、水郷柳川。柳川といえば「うなぎ」ですが、そのうなぎを超えるコスパ最強のカレーが新名物になりつつあります。そのこだわりの究極カレーを調査してきました!
観光地としてにぎわうエリアの一角にある「青柳食産」。外見は一見怪しげですが、開店前になると平日でも行列の人気店! みなさんこの店のカレーを目当てに県外からもやってくるのだとか⁉ 実はこの店、本業が「精肉店」。隣の店舗には、巨大な肉塊が! 精肉店ではこの塊肉をお客様の好みに合わせて、薄切り・厚切り・ステーキ用・しゃぶしゃぶ用などにカットしてくれるフルオーダーカット制。

社長の堤さんは肉をさばいて半世紀以上、こだわりを突き詰めた結果このスタイルになったのだといいます。巨大な肉塊が解体されていき最後に余分な脂を取ると、希少部位と言われているきれいな”ザブトン”が出現しました~。「自分専用のお肉を買っていただきたい!」という社長の思いが詰まっています。

肉の解体作業は、切る場所を誤れば肉の価値がなくなってしまうという難しい作業。しかし、社長の手にかかればあっという間に型どられていきます。地元の小学校にゲストティーチャーとして訪問もしており、食育にも力を入れています。
しかし、どんなにキレイに切り分けても、出てしまう肉の切れ端。その解決のために編み出したのが”カレー”なのだそう。どんな肉も無駄にしない! そんな肉への愛が産んだカレーに入れる肉の総重量は約30キロ。連日の行列に備え一度に200食分を仕込むと言います。

肉を解体する際に脂身やスジを丁寧に取り分け、並べて冷凍したものを1ミリカットほどにスライス。玉ねぎをしっかり混ざるように細かく切って入れます。さらに赤身の肉も追加し、お鍋の中は肉がひしめき合う事態に! 煮込んだり、寝かせたりを繰り返すこと3日。究極のカレーが出来上がります!
その究極のカレーが「博多和牛黄金カレー」。このボリュームでお値段1100円というコスパも最強! 肉・肉・肉まつりのカレーにたける探偵もノックアウト! 牛筋の脂の甘みとコクも最高で、トロッとした脂がお米1粒1粒を包み込んでいます。さらにいろいろな部位が入っているため、ごろっとしたお肉としての食感ももちろん味わえます。そして上に乗せられたステーキ肉はしっとりと柔らかく、噛めば噛むほど旨味が溢れます。これをカレーと一緒に食べると…「うまみはふくらむけど、後味はさっぱりする」とのこと。
ステーキ肉を赤身にこだわっているという社長。実はこのステーキ肉、ほかの店にはまねできない秘密が! これがたける探偵へのミッション! ステーキを焼くときに「ある液体」をぬるそうなのですが…?「牛脂」と答えたたける探偵でしたが、部位までは当てられず…。正解は”チチカブ”という牛のお乳についている脂。ほかにはない上質な味わいがあり、お肉をワンランクアップさせてくれるのだそう。辛口~なミッションでした!

食材を余すことなく使い切る努力。「おいしい~」と言って食べていただけると、肉も本当に喜んでいると思う、と語る堤さん。その思いは肉への揺るぎない愛情を感じることができました。
「博多和牛黄金カレー」(レトルト)各1000円ふるさと納税の返礼品としても人気!
〇清柳食産 (0944)72-9834
カレー:午前11時半~午後2時半
休み:水曜・日曜
 

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