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藤本監督の期待通りキーマンが大活躍!!

運も味方につけた初戦!

RKBスポーツが運営するホークス専門シリーズ企画。毎週日曜あさ10時半から放送のサンデーウォッチ人気企画、ツイッター連動企画のコーナーではホークス選手たちの素顔やプライベートにも迫っています! 試合情報から、選手企画まで全国のホークスファン必見の情報をお届けします!
(井口アナ)いよいよ開幕したクライマックスシリーズ!
10月8日の初戦を振り返ります。
先に2勝した方がファイナルステージに進むクライマックスシリーズ1stステージ。
3位の西武を迎え撃つホークスの先発は千賀。
1回、二者連続三振を奪うなど3人で片付けると、2回には先頭山川を空振りの三振におさえました!
浜名さん、千賀の立ち上がりをどう見ましたか?
(浜名千広)抜群の立ち上がりでしたよね。全球種操れていたし、なんと言っても気持ちが入っていました。
(井口アナ)気合十分でした。その千賀は3回に先頭バッターにフォアボールを許しますがその後、バックが千賀を助けます!柳町がしっかり走ってのプレー!あのプレーはいかがでしたか?
(浜名千広)しっかり追いつきましたし、そのあとの野手連携のカットプレーですよね。カットマンまでしっかり投げて、これはなかなか珍しいプレーで普通はランナーにボールが当たると逸れるんですけど、ちょうどファーストが捕れる所に飛んでいくという運も味方しました。ツキがありました。
(井口アナ)そしてその裏、周東がチーム初ヒットのツーベースで得点圏に進むと、1アウト2塁1塁で一番三森!!これもナイスバッティングでしたね!!
(浜名千広)見事でしたね。これまでの打席の球種が全部フォークボールで攻められていたんですけど、唯一高めのストレートが失投なんですけどそれをしっかり仕留めきった見事なタイムリーヒットでした。

柳田選手は短期決戦で職人技を魅せる!

(井口アナ)さらにランナー2人を置いてバッターはキャプテンの柳田!
(浜名千広)よっ!千両役者!っていう感じですね!1打席目に同じインコースの低めのスライダーで三振していたんですけど、そのボールを“しっかり当てに行った”という表現を柳田選手もしていましたけど、当てに行きながらスタンドまで運んだというのがチームの勢い、これでイケルという雰囲気をもたらした打席になりました。
(井口アナ)その後、5回に千賀が西武打線につかまり、この試合初めて連打を浴びてピンチを背負い、名手中村晃の珍しいプレーがありました。
(浜名千広)これはランナーが1・3塁で打球によって投げるベースが変わるんですが、ファーストベースを踏んでセカンドに投げるかホームに投げるかという一瞬の迷いが手元を狂わせたというプレーですね。
(井口アナ)緊迫した場面というのがそうさせます。さらには6回、三番の西武森に千賀は手痛い一発を浴び1点差に詰め寄られます。
しかしホークスはその直後に、満塁のチャンスを作りバッターは周東!初球をとらえました!
(浜名千広)ここも2アウトから追加点が欲しい場面でした。1打席目に真っ直ぐのストレートをしっかりとらえていましたので、打席の余裕があったんでしょうね。良いヒットになりましたね。

この場面は短期決戦でしか観られない緊張感!

(井口アナ)打線の援護を受けた千賀は8回、長打が出れば同点の場面でバッターは栗山!ここは千賀がなんとか切り抜けました!しびれる場面でした!
(浜名千広)栗山選手に対する千賀投手の8球!凄く良かったし、時間をかけて最後のフォークボールを投げましたけど、この日のフォークボールが西武打線に見極められていただけに良いところに落ちて良かったと思いましたね。
(井口アナ)その後を託されたモイネロはランナーこそ出しましたが、最後のバッターは空振り三振。クライマックスシリーズのファイナルステージ進出に王手をかけました!

千賀投手が腹をくくった投球!

(井口アナ)ホークスが初戦を獲りました!ハラハラする展開でした。先発の千賀投手はどうでしたか?
(浜名千広)負けられない試合の中で、勝つピッチングをしなければならないという、その通りのピッチングをしました。まず先制点を与えない。相手の高橋投手も立ち上がりが凄く良かったからこれはなかなか見方も点を取ることが出来ないだろうなと腹をくくったんでしょうね。気持ちも乗っていたし全球種を操れていたというのが良かったんでしょうね。
(井口アナ)勝つためのピッチングをしてくれましたからね。打線の方はいかがですか?
(浜名千広)つながりという部分ですね。2アウトからタイムリーが出たというのもあるのですけど、三森選手と柳田選手はリーグ最終戦も打っていましたが、その周りの選手ですよね。牧原選手や周東選手がどれだけ活躍するかというのがポイントになると思っていたので、そこがしっかりつながってきました。シーズン中はそれが出来なかったですよね。あと1本出て1勝しておけば、あと1つどこかで勝っていれば優勝していたわけですから、それを逃した要因がそれというのがあるわけですから、しっかり打線がつながってこの試合は西武の高橋投手も良かっただけに良く攻略しましたよね。
(井口アナ)現地で観ていた山根さんは興奮したんじゃないですか?
(山根小雪)興奮と緊張が渦巻いていました。ギータのホームランで“わぁ~”ってなって最後のモイネロまでドキドキが止まりませんでした。
(井口アナ)接戦ではありましたがファーストステージは2勝した方がファイナルに進みます。ホークスは既に1勝しましたのであと1つ勝ちますとオリックスにリベンジするためのファイナルステージに進みます。

藤本監督史上、野球人生で一番悔しい!

初めてポストシーズンで指揮をとる藤本監督を直撃しました。
リーグ優勝を逃した悔しさをクライマックスシリーズにぶつけます。
(藤本監督)野球人生で一番悔しかったし、選手が一番悔しかったんじゃないですかね。

心の内を包み隠さず語ってくれた藤本監督。
いざ、リベンジへ!
監督が考えるクライマックシリーズのポイントは?
(藤本監督)西武の山川と森ですね。
この二人は要警戒でこの二人の前にランナーを出さないと言うのがポイントですね。

ポイント一つ目は、西武の3番森、4番の山川の前にランナーを出さないこと!
二つ目は投手陣の起用法について。
(藤本監督)中継ぎ投手陣を使うところですね。
一人一殺。選手全員を使うつもりで、トーナメントのつもりで頑張ります。

中継ぎ投手陣のフル活用を明言しました。
そして打線のキーマンとなるのは??
(藤本監督)打つ方では当然柳田ですね。
柳田に引っ張って貰わないとうちの打線はなかなか得点できないんで。

やはりキャプテン柳田選手の名前を挙げました。
そのキーマン柳田選手ですけど、シーズン終盤戦からチームを引っ張っていますね。

シーズン序盤なら休ませる痛み

(浜名千広)フェンスに激突したときの首の痛みがありながらも、チームを引っ張る姿は心を打たれましたし、最後に来て柳田キャプテンの意地というのも見せてもらった戦いです。あれだけの強い体への衝撃だと本来は次の試合も出られないんじゃないかという痛みだと思うんです。でも次の日も出場して3安打、これには心を打たれました。
“痛みに耐えてよく頑張った!感動した!”という、それぐらいの姿です。もしこのフェンス激突がシーズンの序盤なら休んでいるはずなんです。でもそういう状況じゃなく試合に出て結果を出す柳田選手はさすがですね。
(井口アナ)思わず小泉純一郎元首相の貴乃花に向けた言葉が飛び出しましたね!
(浜名千広)優勝が決まったら本人に言ってあげたいですよ。
(井口アナ)改めて今後の日程です。
10月9日の二戦目で勝てばクライマックスシリーズファイナルシリーズ進出が決まります!ポイントはいかがでしょうか?
(浜名千広)東浜投手が先発なので、なんとか先制点を与えないというのを徹底してあと先考えずに、完投で9回まで投げきるとか考えずに強力なリリーフピッチャーが控えていますから一人一殺で頑張って投げてほしいですね。
あと打者で言えば中村晃です。初戦で一人だけノーヒットでエラーもありましたから、それを取り返すという意味でも2戦目頑張って欲しいです。

カト淳の言い鷹放題!

バファローズに逃げ切られた2位のホークスと、イーグルスを振り切った3位のライオンズがこれだけ白熱できるクライマックスシリーズ。バチバチの雰囲気がたまりませんね。8回表の大ピンチで千賀投手が栗山投手に8球投げましたが、何度も甲斐捕手とサインの確認をしてゆっくり時間を掛けて8球投じおさえました。あぁいうのを見ると野球ってたまらんわぁ。
実は、クライマックス初戦を前に西武ライオンズの辻監督が今シーズン限りで退任という報道が出て、チーム一丸となる要素があるから相手としては嫌だなぁとは思っていたのですけど、初戦のホークスはさすがにエースの千賀投手でしたね!お見事でした!

藤本監督の表情を見ていると、気が早いと言われようとも来シーズンの采配がとても楽しみになるコアなファンの私です。マスコミの前であれだけの悔しさを滲ませるということは、後悔のフラグがしっかり立っているわけで、1プレー1プレーの采配がより緻密になると想像できるからです。
とは言いましても、シーズン2位からの日本一達成が可能なシステムなのでそれを存分に活用してもらいたいです。
なぜならホークスファンはかつて、シーズン1位通過で優勝にならなかった悔しさと、圧倒的な勝率だったのにアドバンテージ1勝も無いなかでのプレーオフ(現クライマックスシリーズ)の悔しさを一生忘れることがないぐらい悔しさのフラグが立っているのだから(笑)。一生涯忘れないぞ!

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