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今週は「政府、7年ぶりに冬の節電を要請」をにわかで、どう遊ぶ?

よなおし堂に水曜日がやってきました。17時のニュース天気の後は「よなおしにわか倶楽部」の時間です。
博多の郷土芸能、福岡市無形民俗文化財でもある博多にわかで世相を密かに笑いましょう。
指南してくださるのは、いつものように博多にわか振興会相談役の志岐らん梅さんです。
今週は、下田文代アナが作ります。
お題は「政府7年ぶりに冬の節電を要請」。


下田アナのにわかです。

「岸田総理、もし。電力不足ぃ備えて国民に節電ば要請するだけで、ほんなこと、この冬の電気ぁ足りるとですか?」
「もちろんですたい。あたきが総理として徹底した行動で節電の見本ば国民に示しまっしょう」
「総理、どげな手本ば示すとですな?」
「あたきぁ毎日遅うまで官邸で仕事ばしようとばってん、夜も電気ば一切つけんで執務するつもりですたい」
「何ですな、総理、そげんことしたら真っ暗でつまずいて転ぶだけでっしょうもん」
「いいや節電ば使命として暗闇で過ごすとやけん、絶対、転倒(点灯)なせん」
    
志岐らん梅さんが採点しました。
  風刺」3.5/4  構成:3/3  オチ:2.5/3  合計:9/10
講評は以下の通りです。
 首相が官邸で節電の中、暗闇で執務するというのは皮肉に聞こえ風刺の効果が出ています。「支持率も下がり、つまずくかも知れんて皆心配しよる中で暗闇での執務ぁ止めときない」などと「支持率」を入れると現実味を帯びたにわかになります。構成は一本筋が通ったものになっています。余分な内容はありませんでした。オチの言葉は比較的よく使われています。ただし、お題に対して「点灯」を選択したことが構成をすっきりさせる大きな要因になっています。短いにわかの中に風刺も入り、すっきりした話の組み立てでまとめたのはすばらしいと思います。

高得点が出ました!

志岐らん梅さんのお手本にわかです。

「経済産業大臣の西村さんが、冬の節電ば国民に対して要請しなったばい。会見で、重ね着ばして部屋の温度ば下げてつかあさいて言いよんなった。あたきも今度の冬ぁ、エアコンで冷房ぃして防寒着ば着ろうと思いよる。大臣も優しゅう、無理ぁせんどいてつかあさいて
言いよんなるがちったぁ無理もあるとばいね」
「何ば言いよるとかいな。そらぁ無理のある。なーんも冷房ぃせんでちゃよかろうもん。よけい、電力のかかって電気代の高うなろうが。そうじゃなかとたい。無駄のなかごと電気ば使うてつかあさいて言いよんなるとたい」
「何な。そげんことやったとな。ばって、あたきゃあ結婚しとるけん、冬の間ぁ、何枚も重ね着だけぁして無事ぃ乗り切ろうと思いよる」
「何な?なして奥さんがおったら、何枚も重ね着ばせないかんとな?」
「そらぁ、結婚しとるけん、着込んで(既婚)で頑張る」


あなたも、にわか 楽しんでみませんか。
来週は仲谷一志がつくりまーす。

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