うまみアップの魔法の粉 椎茸パウダー
九州山地の中央部、宮崎県高千穂町にある干し椎茸専門問屋「杉本商店」。原木栽培の乾燥椎茸とその加工品を取り扱っている。1954年創業の会社をまとめるのが、社長の杉本和英さん(48)、2020年に「本格椎茸粉」を生み出した。
本格椎茸粉は、原木栽培の椎茸を砕いた粉。ところが、この粉を調理に使うことで料理をおいしくすることができるのだ。椎茸が持つ成分のグアニル酸が食材のうまみを引き上げている。この商品、もともとは通販サイトのアマゾンでアメリカ向けに出品したところ爆発的にヒット。国内でも販売好調だ。
商品開発のきっかけは、生産者を大切にする気持ち。生産者の椎茸をすべて買い取る中で、規格外の使いづらい大きさの物を粉末にして商品にした。地元の600軒以上の生産者とのつながりが杉本商店の強み。仕入れた椎茸を余すところなく使うことでSDGsに沿うものとなっている。また、林福連携として商品加工の一部を福祉施設にも発注、林業と障がい者の就労を結びつけた。
番組では、老舗商店の5代目社長が導き出した持続可能な生産システム、そして和食文化を支える椎茸を世界に発信する杉本商店の挑戦を描く。
本格椎茸粉は、原木栽培の椎茸を砕いた粉。ところが、この粉を調理に使うことで料理をおいしくすることができるのだ。椎茸が持つ成分のグアニル酸が食材のうまみを引き上げている。この商品、もともとは通販サイトのアマゾンでアメリカ向けに出品したところ爆発的にヒット。国内でも販売好調だ。
商品開発のきっかけは、生産者を大切にする気持ち。生産者の椎茸をすべて買い取る中で、規格外の使いづらい大きさの物を粉末にして商品にした。地元の600軒以上の生産者とのつながりが杉本商店の強み。仕入れた椎茸を余すところなく使うことでSDGsに沿うものとなっている。また、林福連携として商品加工の一部を福祉施設にも発注、林業と障がい者の就労を結びつけた。
番組では、老舗商店の5代目社長が導き出した持続可能な生産システム、そして和食文化を支える椎茸を世界に発信する杉本商店の挑戦を描く。
取材先:株式会社 杉本商店
本社工場:〒882-1101 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井458-28
TEL:0982-72-3456
FAX:0982-72-5305
ホームページ:http://sugimoto.co/
本社工場:〒882-1101 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井458-28
TEL:0982-72-3456
FAX:0982-72-5305
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取材後記
私は、ふだん料理をしないのですが、今回、番組でご紹介させていただいた「九州産・本格椎茸粉」は、料理のマストアイテムだと思いました。
一番の魅力は、やはりその使いやすさです。ただ料理に一振りかけるだけで食材が持つうまみを引き上げ、料理をおいしくいただくことができました。
この椎茸粉は、確かな原料と生産者をはじめとするいろんな人たちが関わることで作られていました。
現在の農林水産業は、担い手不足や高齢化が問題となっていますが、
この問題に対して真っ向から挑んでいるのが、杉本商店の杉本社長です。
椎茸の原木栽培に使うクヌギの木の伐採作業の支援や人工椎茸ほ場(ビニルハウス)を作るために漁業で使わなくなった廃材を再利用するなど、あの手この手で椎茸生産を持続可能にしていこうと精力的に活動しています。
杉本商店と地元600軒を超える生産者が作る魔法のパウダーは、これからも世界中の人たちを魅了していくことでしょう。
一番の魅力は、やはりその使いやすさです。ただ料理に一振りかけるだけで食材が持つうまみを引き上げ、料理をおいしくいただくことができました。
この椎茸粉は、確かな原料と生産者をはじめとするいろんな人たちが関わることで作られていました。
現在の農林水産業は、担い手不足や高齢化が問題となっていますが、
この問題に対して真っ向から挑んでいるのが、杉本商店の杉本社長です。
椎茸の原木栽培に使うクヌギの木の伐採作業の支援や人工椎茸ほ場(ビニルハウス)を作るために漁業で使わなくなった廃材を再利用するなど、あの手この手で椎茸生産を持続可能にしていこうと精力的に活動しています。
杉本商店と地元600軒を超える生産者が作る魔法のパウダーは、これからも世界中の人たちを魅了していくことでしょう。
(MRT宮崎放送 / 宇田津義則)
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