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今週は・・・・
戦国の知将・真田氏の本拠地 上田
真田幸隆・昌幸・幸村親子三代を柱にした真田一族の本拠地は、「徳川家康を最も恐れさせた武将」の物語の舞台として、山々に木立に渓谷に屋敷跡にたっぷりと雰囲気を残しているところです。資料館はもちろん、伝説のヒーロー・真田十勇士の霧隠才蔵修行の滝とか猿飛佐助が修行をした切り立った岩「猿とび岩」なんてのも楽しめますよ。

このエリアの奥まったところにあるのが別所温泉。旅館組合広報部長の山極茂文さんが「真田幸村隠しの湯の“石湯”や、木曽義仲の入った“大湯”などもあるんですよ」と、教えて下さいました。ここは武田信玄が甲斐から攻めてくる、川中島に行く道でもあったことを感じさせてくれます。

しかし、ここは鎌倉時代から栄えていた場所で、元寇の後ここに逃れてきた鎌倉幕府のナンバー2・北条義政から三代の間に、国宝の八角三重塔(木造)がある安楽寺が建てられたようです。高野槙などが並ぶ心がすーっとするような木立と、その中にあるどっしりと質実剛健で美しい三重塔は必見。

温泉地だからか、お手水が温泉水なのが北向観音堂。

善光寺の南向きと向き合っている事から名づけられました。善光寺が先祖と未来の極楽往生を願うところで、北向観音が現世利益を願うところですので、この地域では「両方参ると、現在・過去・未来と三世に渡ってのお参りが出来る。片方だけでは片参り。」と言われているんですって。この境内には桂の木と恋愛の神様をお祭りする愛染堂があります。川口松太郎の名作「愛染桂」は、ここをヒントに書かれたという説があるのだそう。
また、放送では紹介できなかったのですが、武石地区にある妙見寺本堂の天井にある「鳴き龍」も見事です。応仁年間に描かれた二頭の龍の天井絵の下で拍手を打つと、「びーん」と響く龍鳴が聞けます。日光の鳴き龍も有名ですが、あちらは自分で鳴かすことができないそうなので、是非妙見寺でどうぞ。
※ 信州上田観光情報 → http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/kanko/index.html

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