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「谷間からの手紙」 第三信 第四信 林芙美子作 

後編)自然豊かな田舎で療養をするうち、体力も回復してきた踊り子のかづ子。
次第に都会を恋しく思う気持ちが募ります。
一つ上の娘さんの嫁入り道中を見て感傷的になるかづ子。
憧れの「勇兄さん」への恋慕が手紙の行間からにじみ出ています。
感想)作品は昭和6年(1931年)に出版されました。
90年以上前の書簡小説です。現代ではメールなどが主流になり
言葉は短く簡潔に、略語で済ませることも多いようですが
自分を見つめ直しながら手紙を綴る習慣も失いたくないものです。
風景だけでなく心情までが鮮やかに表現されています。
2月11日放送 担当:下田文代

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