PageTopButton

室見川へジャブン!倍率10倍の親子いきもの探検で見つけた命のつながり

radikoで聴く

こんにちは。RKBラジオのキャスタードライバー・スナッピーの肥喜里唯です。今回は、7月29日放送の『Toi toi toi』でリポートした、福岡市主催の「室見川と脊振のいきもの探検」の様子をご紹介します。私たちも川に入り、子どもたちと一緒にタモ網を手に生きものを探しながら、生き物の面白さや命のつながりを体感してきました。

応募倍率10倍!選ばれし親子21人が大集合

「室見川と脊振のいきもの探検」は、午前中に室見川、午後は脊振で川の生き物観察を行う福岡市主催の人気イベントです。私たちスナッピーがおじゃました室見川探検には、小学1年生から6年生までの親子21人が参加しました。 実はこのイベント、応募倍率がなんと10倍!

選ばれし21人が福岡市西区にある金武公民館に集まり、出発前に一般社団法人ふくおかFUNのダイバー・潜水士である山崎潤さんがレクチャー。スクリーンに室見川の生き物の写真が映し出しながら「今日は生きものだけでなく、海ごみにも注目してみてください」というお話も。子どもたちはときに真剣な表情で耳を傾けながらも「どんな発見があるのだろう?」と、期待に胸を膨らませていました。

出発前、午前・午後どちらにも参加するという大島さおりさん・いくみくん親子にお話を伺いました。いくみくんは普段からお父さんと室見川で生きもの探しを楽しんでいて、これまでに手長エビを捕まえて天ぷらにしたり、なんと川でうなぎを見つけたりしたこともあるそうです。

いざ室見川へジャブン!夢中になる生きもの探し

ライフジャケットとマリンブーツを身につけ、いよいよ室見川へ。この日の気温は31℃。ギラギラと夏の日差しが照りつけますが、時折吹く風がとても心地よく感じられます。山崎さんによると、水温は体感で20℃前後とのこと。 私も川へ入ってみると…冷たすぎることはなく、「ジャブン!」と浸かりたくなるようなちょうどいい水温! 一気にクールダウンできました。

水深は浅いところで30センチほど。少し前までは雨が少なく水位が下がっていたそうですが、ここ数日の雨で水量も回復し、生きもの探しにはぴったりのコンディションになっていました。

参加者はタモ網を片手に夢中で探していきます。 「生きものは岩の下や草の近くに隠れていることが多いですよ」という山崎さんのアドバイスを聞きながら探していると……開始から5分ほどで、中島あゆむくんが直径3センチの貝を発見! これは「タイワンシジミ」といって、中国や台湾原産の外来種。食用として持ち込まれるなどして日本へ入ってきたそうです。山崎さんは「近年は温暖化の影響で、本来は沖縄などの南の海にいるゴマフエダイが下流で見つかることもある」と教えてくれました。

1時間で10種類!室見川で見つけた生きものたち

上流へ向かいながら約1時間探検したあと、捕まえた生きものを透明な観察ケースへ。一匹ずつ大きさを測りながら、山崎さんがそれぞれの特徴を教えてくれました。 その中から、いくつか抜粋してご紹介します!

オイカワ
一年を通して見ることができる魚。大きくなるとオスの体が鮮やかな青色へ変化し、その美しい色でメスを引き寄せるそうです。今回は3センチほどの小さな個体と、7センチほどに成長した個体の両方を見ることができました。

コヤマトンボ(ヤゴ)
水の中をシュンシュンシュン!と、とても速く動きます。実はお尻から水を噴射して、その勢いで進んでいるから速いんです!

カワトンボ
成長すると、私たちが普段見かける飛んでいるトンボになります。

ドンコ
肉食の魚で、大きくなると25センチほどまで成長します。

ムギツク
なんと、自分では子育てをせず、ドンコなどの他の魚の巣に卵を産み付け、育ててもらうという珍しい習性(托卵)があります。もしドンコがいなくなれば、ムギツクも全滅してしまうそうです。生きもの同士が支え合って暮らしているんですね。

ナミアメンボ
水面をスイスイと移動できる秘密は「体から出る油分」。この油のおかげで水をはじいて浮くことができます。しかし、洗剤など油を落とす成分が川へ流れてしまうと、この性質が失われて生きていけなくなってしまうそうです。

童心に返る川遊び!身近な自然から学ぶこと

川に入って冷たさを感じることも、生きものの動きや色を見ながら一つひとつに意味があることを知るのも、すべてが新鮮で面白い体験でした。気づけば私たちもすっかり童心に返り、夢中で生きものを探していました。

海ごみの問題や地球温暖化、そして私たちの日々の暮らしが、川にすむ生きものたちにも深く関わっていること。それを、実際に体験したことで「自分ごと」として考える大切なきっかけになりました。

福岡市では今後、生きものや自然をテーマにしたフォトコンテストも予定されているそうです。詳しくは福岡市のホームページをご覧ください。 この夏はぜひ皆さんも、身近な自然に目を向けて、新たな発見を楽しんでみてはいかがでしょうか?

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう

肥喜里 唯

スナッピー

出身地:福岡県 誕生日:2月12日 自己紹介お願いします 北九州生まれ福岡育ちです。「ひきり」という名字はよく珍しいと言われますが、ルーツは長崎県五島市にあるそうです。肥喜里家の茶の間はソフトバンクホークス観戦!元気の源は豚骨ラーメン!福岡愛たっぷりで育ってきました。"ひっきりなし"に福岡・佐賀の魅力を発信できるスナッピーを目指します。