今週のお題は「高市大臣、捏造を主張」

博多にわかを取り入れている、よなおし堂です。
番組は、毎回にわかで始まります。月曜から木曜の午後4時、忘れずにチェックしてくださいね。
さて水曜日は、よなおしにわか倶楽部の日です。
今週は、仲谷一志が作る番です。
先生はいつもの、博多にわか振興会相談役の志岐らん梅さんです。

今週は、「高市大臣、捏造を主張」というニュースを取り上げました。
仲谷一志のにわかです。

「高市さん、もし！ああたぁ、放送法の『政治的公平』の解釈変更ばめぐる総務省の行政
文書ぁ、ねつ造て言うとんなる。もし事実なら閣僚やら国会議員も辞めるて言うたとばってん、ほんなこと大丈夫ですな？少し顔色も悪うなっとう。からだぁ大丈夫ですな？」
「それが、あんまりよか事ぁなかとです。ばってんね、あれぁくさ、あたきば潰しぃかかっとう人たちが、8年前の行政文書ば出いたとですばい。あたきゃ、はめられとうと」
「そげん言うたっちゃ、ああたの本音ぁ、自分達ば否定する番組にゃ圧力ばかけないかんて思うとるとでっしょ」
「そげな事ぁなかとばってん、あの時ぃ解釈ば変えとったら、今、あたきの事ば報道しとる番組ぁ、『公平やなか』ていうて番組ば停止させたり出来とったって思うたら後悔しとります」
「ほーら、やっぱりそげん、思うとる」
「て言うたっちゃ、8年前問題ぃしたサンデーモーニングぁ、まーだ放送されよるけん、あたき達の力ぁ及ばんとたい」
「てーどうかい、弱気ぃなって、また顔色の悪うなっとる」
「そらぁ、心配せんのいてつかあさい。あたきぁ、からだの事やら考えんで、これからも同じ答弁ば繰り返いて、大臣の椅子にも、議員にも居すわりますばい！」
「ほんなことですな！」
「はい、このまま大臣ば続けることやけん、進退(身体)のことぁ考えまっせん」

志岐らん梅さんの採点です。
風刺：3.5/4　　構成：3/3　　オチ：3/3　　合計：9.5/10　
講評です。
　「８年前」を２回も繰り返しているところにも風刺を感じます。高市大臣の性格から「同じ答弁ば繰り返いて、大臣の椅子にも、議員にも居すわりますばい！」は言わないだろうというところに皮肉、風刺を感じます。
８年前のことを取り上げて更に「世間な昨日、今日のことば話題ぃしよるとぃ国会ぁ８年前のことば掘り起こいて問題ぃしよる。よっぽど暇ばいね」と入れると風刺が強くなります。
　構成ではお題に関連する「進退」のオチなので全体に流れは良くなっています。また、冒頭から「からだぁ大丈夫ですな？」と入れて、途中でも「また顔色の悪うなっとる」を入れています。これらは、片方のオチ「身体」につながっています。
また、高市大臣の思いや世間が見る目も含まれた構成になっています。
　オチの「進退」の選択が適切なので、オーソドックスなパターンで博多にわかの形も作りやすいし、思い、風刺も入れやすくなっています。
とても聞きやすくいい博多にわかになっています。

高得点が出て、仲谷一志も自信をつけました。

最後に、志岐らん梅さんのお手本にわかです。

「参院の予算委員会で、日時も筆記者も分からんメモ程度の行政文書ぃ高市大臣が捏造て言いよんなる。その文書が　事務次官やら高市大臣に回ってきとらんし、パソコンで　その確認もでけんかったとげな。そしてそれが８年前の話げな。普通の会社なら考えられんばい。そして今月ぃ入って、北朝鮮なミサイルば発車しよるし、中国ぁ異例の３期目の習近平体制スタートしとる。そしてＷＢＣで日本な準々決勝ぃ進出しとる。世の中ぁどんどん変わっていきよるとぃ国会だけぁ８年前の話ばしよる。まちっと日本のことば考えてほしか」
「それなら岸田首相もＷＢＣでの日本チームのことば考えて始球式ぃ出とんなった」
「岸田首相も自民党の高市大臣がこげんなったとじゃけん、リーダーシップば発揮して欲しか」
「それなら心配せんでよか。その始球式の時ぃ岸田さんな言いよんなったげなばい。オレぁ、党首（投手）て」

また来週もお楽しみに。