櫻井浩二インサイト

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オードリー・タンにインタビューして本を書いた小学生作家

創立70周年を迎えたRKB毎日放送は、6月を「カラフルマンス」として、地球環境や貧困問題、ジェンダー平等といったSDGsに関するさまざまなトピックスをテレビ・ラジオ・オンラインで展開している。

 

RKBラジオの朝の情報番組『櫻井浩二インサイト』で30日(水)に出演したのは、トランスジェンダーをテーマにした本た「小学生の私たちが知っているだけで、せかいをかえることができる」を出版した、秋元ういさん。愛知県岡崎市に住む小学5年生だ。2019年に出版した「しょうがっこうだいすき」が発行部数10万部を超えたことで話題になったういさんが、今回なぜトランスジェンダーに注目し、本にしようと思ったのだろうか?

 

ういさん:小学3年生のころ、テレビで男女が入れ替わるという話を聞きました。意味が分からなかったけれど、気になりました。そこで、お父さんに聞いたところ、お父さんの知り合いのトランスジェンダーの方にインタビューすることになりました。トランスジェンダーの方たちは、嫌な思いや苦しい思いをしている人がたくさんいました。その中で、いじめや悪い思いがある訳ではなく、ちょっとしたことで嫌な思いになることが多いと分かりました。あまりよく知らずに、性別について話されることをやめてほしいと思っていました。いつも通り過ごせばいいと思っています。

 

—話を聞いてみて感じたことは?

 

ういさん:「普通」という言葉で傷つく人がいることを知りました。だから、自分の普通を勝手に決めて、「普通にしなさい」とは言ってはいけないと思いました。例えば私だったら「学校へ行くこと」、お母さんたちだったら「仕事へ行くこと」「ビールを飲むこと」などです。「普通」というのは人によって違うと思うんです。お相撲さんはご飯の量がたくさんだけど、それを「これが普通でしょ」って渡されたらどう思う?と考えることと同じだと思います。

 

さらにういさんは、台湾のデジタル担当大臣で、トランスジェンダーであることをカミングアウトしているオードリー・タンさんにも話を聞いたそうだ。

 

ういさん:タンさんには性別にはレインボーのような、いろいろな色があると教えてもらいました。例えば、虹には赤、青、緑、黄色、オレンジなどいろいろな色があります。その場合、赤とオレンジだったら、その間にある色も含めるといろんな色があるので、性別も一緒で、男とか女だけでは表現できないのではないかと教えてくれました。それを聞いて、トランスジェンダーの人は本当の自分がいて、それにプラスよろいを着ているのと同じだと思いました。

 

オードリー・タンさんに自分の聞きたいことを臆せず聞いたういさん。性に関しても、いろんな色があるように、いろんな考え方があってもいいのではないかと感じたのだそう。そんなういさんが本の中で一番伝えたいことは?

 

ういさん:トランスジェンダーの人は2、3歳で気づくことが多いので、私より小さい子たちに見てほしいです。トランスジェンダーのことを知っていれば、相手を傷つけず、「男だから」「女だから」と言わなくなると思います。

 

ういさんが通う小学校では、男の子と一緒に遊んでいる女の子をからかうこともなく、みんな何となく「トランスジェンダー」という言葉や存在を知っているという。小学生の間では性的マイノリティはすでに浸透しており、そういう子供たちが大人になっていくと、世の中から偏見がなくなっていくのではないだろうか。

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